西海岸風の無骨でおしゃれな外構を作れるアメリカンフェンスですが、予算内で理想の外構を仕上げるため、安いアメリカンフェンスについてお悩みではないでしょうか。
本体パネルだけを見ると数千円程度で購入できるように見えます。
しかし、実際に設置するには支柱やジョイント金具、専用スタンド、さらには地中へのコンクリート基礎工事費や配送費が加算されるため、全体でいくらかかるのか把握しづらいのが現実です。
この記事では、置くだけで設置できる手軽な格安パネル2選や敷地境界向けの本格高耐久モデル2選、DIYと業者依頼の費用の違い、施工業者に頼む場合に工事費を大幅に抑える4つのコツについて解説します。
費用を最小限に抑えながら理想の外構を完成させたい方は、ぜひ参考にしてください。
置くだけで簡単!工事不要で安いアメリカンフェンス2選

お庭の簡易的な仕切りやガレージ内のパーテーション、室内インテリアとしてアメリカンフェンスを取り入れたい場合は、土木工事やモルタル打設を伴わない「置くだけタイプ」を選ぶことで初期費用を大幅に削減できます。
置くだけで設置できる代表的な格安モデルは以下の2つです。
- コメリ|お庭やインテリアの簡易仕切り向け
- ダイマツ|置くだけ設置もできる万能モデル
コメリ|お庭やインテリアの簡易仕切り向け

ホームセンター大手のコメリが販売するアメリカンフェンスは、お庭の簡易的な境界仕切りやガレージ内パーテーション、店舗什器など、DIY用途として市場最安クラスの価格帯で入手できる製品です。
サイズ展開は900mm×900mm(税込4,280円)や900mm×1500mm(税込6,980円)があり、敷地や用途に合わせて必要な枚数を選べます。
専用の自立スタンドは、高さ900mm用が税込1,980円、高さ1500mm用が税込2,480円です。各種接続金具(税込698円前後)とともに、全国の店舗およびオンラインショップでバラ売りされています。
設置方法は、パネルに専用スタンドを付属の金具でボルト固定するだけで完了するため、専門的な土木工具やモルタル打設が不要です。
スタンドの接地部には穴があけられており、コンクリート土間やウッドデッキ上にアンカーボルトで簡易固定することも可能です。
ただし、パネル単品の価格だけで予算を組むのは避けましょう。実際に設置して自立させるには、パネル本体に加え「スタンド脚2本+連結金具複数個」が必須となり、大型部材のため個別の配送料がかかる場合もあります。
必要なアクセサリー類と配送料を合算した一式総額で費用を計算することが重要となります。
ダイマツ|置くだけ設置もできる万能モデル

ダイマツのアメリカンフェンスは、一般的なネット通販やエクステリアショップで広く流通している、自由度とデザイン性に優れた中価格帯の万能モデルです。
600mm×600mmの小型パネルから1200mm×1800mmの大型パネルまで幅広い寸法が用意されており、定番の亜鉛めっき色(シルバー)に加えて落ち着いたシックなブラックがラインナップされています。
ブラック色はインダストリアルテイストやモダンな住宅外観に調和しやすいため、見た目にこだわりたい場合にも適しています。
複数枚セット(2枚〜4枚セット)での販売が充実しており、例えば600mm×900mmのブラックパネル4枚セットは税込27,000円で購入可能です。
専用の直立スタンド(高さ120cm、税込5,500円)を使用すれば、賃貸住宅のお庭やコンクリート床面の上でも地面を傷つけずに配置できます。
さらに、支柱パイプ用の打ち込み杭パーツを組み合わせれば、土の地面への簡易的な固定施工にも対応可能です。用途に応じて柔軟に設置方法を選べる点がダイマツの製品の強みといえます。
境界や外構の本格施工向け!おすすめアメリカンフェンス2選

道路との境界線や隣家との敷地境界にフェンスを建てる場合は、高耐候の本格施工向けモデルを選ぶ必要があります。
屋外での長期使用に耐えるおすすめの本格モデルは以下の2つです。
- 朝日スチール工業「PCフェンス」|敷地境界用の本格高耐久モデル
- オンリーワンクラブ「オンリーワン アメリカンフェンス」|西海岸風の現行モデル
朝日スチール工業「PCフェンス」|敷地境界用の本格高耐久モデル

朝日スチール工業株式会社が製造する「PCフェンス」は、パイプと菱形金網を組み合わせた、耐候性と強度に配慮されたフェンスです。
スチールパイプの枠組みに菱形金網を張った構造で、メーカーはJIS規格に基づく強度試験を実施しています。
現行A型仕様では、柱・胴縁・網張りフラットバーがHDZT56(旧HDZ40相当)、ジョイント・ボルト・ナットがHDZT49(旧HDZ35相当)の溶融亜鉛めっきです。
溶融亜鉛めっきには、亜鉛が鉄より先に腐食して素地を保護する犠牲防食作用があり、屋外での耐候性を高める仕組みです。耐用年数は、めっき付着量や設置環境、傷の有無などによって異なります。
施工時の基礎寸法や柱の埋込寸法は、製品の型式、フェンスの高さ、地盤などによって異なります。朝日スチール工業のA型仕様では、A750〜A1200の柱埋込寸法は200mm、参考基礎寸法は180mm×180mm×深さ450mmです。
材料費(1mあたり約6,000〜12,000円)に工賃が加わり、工事費込みの総額は1mあたり約12,500円〜19,500円が相場です。
初期費用は置くだけのDIY製品より高額ですが、境界フェンスとして必要な強度や耐候性を重視したい場合の選択肢になります。長く安全に使うため、設置後も腐食や基礎のぐらつきなどを定期的に点検しましょう。
オンリーワンクラブ「オンリーワン アメリカンフェンス」|西海岸風の現行モデル

オンリーワンクラブの「オンリーワン アメリカンフェンス」は、西海岸風の無骨な雰囲気を演出できる溶融亜鉛めっき仕上げのスチールフェンスです。
現行品は、900mm×900mmのフェンスが税抜16,200円、1500mm×900mmが税抜20,800円です。ジョイントは税抜1,700円、ポールはH1500が税抜7,800円、H2000が税抜9,600円で販売されています。
900mm×900mmと1500mm×900mmのフェンスにポールやジョイントを組み合わせられるため、設置範囲に合わせて構成を検討できます。輸入品のため、購入時には在庫状況の確認も必要です。
屋外で使用する場合は、商品図面や施工要領を確認し、設置場所の地盤や風の影響に合う方法で固定してください。境界部など転倒時の影響が大きい場所では、専門業者に安全性を確認してもらうと安心です。
DIYと業者依頼ならどっち?設置方法と安全性から考える選び方

アメリカンフェンスの設置費用は、自分で組み立てる完全DIYか、専門業者に施工を一括依頼するかによって大きく変わります。
設置方法と施工者の選び方のポイントは以下の3点です。
- 置くだけパーテーションや小規模な仕切りはDIYで最安
- 地中固定・ブロック上・境界フェンスは転倒リスクがありプロ推奨
- 「基礎工事のみプロ依頼」で安全性とコストカットを両立
置くだけパーテーションや小規模な仕切りはDIYで最安
ガレージ内部の空間の区切りや、店舗のディスプレイ、お庭の内側に置く簡易的なパーテーションであれば、自立スタンドを用いた完全DIYによる設置が最も安価な方法です。
このような用途では、施工業者に支払う人工代(人件費)が発生しないため、材料費のみで設置を完結できる点が魅力です。専門的な工具や土木材料を購入する必要がなく、商品が届いたその日に組み立てられます。
ただし、屋外のウッドデッキやコンクリート床面に配置する場合は、風で傾かないようスタンド底面の穴を利用してボルト固定するなどの転倒防止策を講じましょう。
地中固定・ブロック上・境界フェンスは転倒リスクがありプロ推奨
道路に接する場所や隣家との境界線にフェンスを設置する場合、基礎なしでの安易なDIYは避けましょう。
既存のコンクリートブロックを利用できるかは、ブロックの健全性、フェンスの仕様や高さなどに応じた個別の判断が必要です。
アメリカンフェンスはメッシュ構造ですが、台風などの強風時には強い風圧荷重を受けます。
地中への埋め込み深さが不足していたりモルタルの強度が低かったりすると、風にあおられて基礎ごと倒壊するおそれがあります。
また、劣化したコンクリートブロックへコア抜きして支柱を固定すると、ブロックの破損につながるおそれがあります。境界施工では既存ブロックの状態と製品仕様を確認し、安全性の判断を専門業者へ依頼することが大切です。
「基礎工事のみプロ依頼」で安全性とコストカットを両立
安さと安全性を両立させたいDIY志向の方におすすめなのが、基礎づくりだけを外構業者に頼むハイブリッド施工方式です。
フェンス設置において最も技術と体力が必要な作業は、水平や垂直を保ちながら適切な深さの穴を掘り、独立基礎ブロックをモルタルで固める工程です。
この難易度の高い基礎工事(1mあたり約3,000〜5,000円)のみをプロに任せ、完成した基礎パイプへのパネル固定やボルト締めを自分で行います。
この方法を選べば、十分な構造強度をプロの技術で確保しながら、組み立て工賃を節約して設置コストを抑えられます。
施工業者に頼む場合|工事費用を大幅に安く抑える4つのコツ

プロの外構業者にアメリカンフェンスの施工を依頼する場合でも、発注方法を工夫することで工事費の総額を大幅に削減できます。
施工費を抑えるための具体的なコツは以下の4つです。
- 道路に面した正面(ファサード)のみに施工範囲を絞る
- 既製パネルサイズを加工せずそのまま納める配置計画にする
- ハウスメーカーを通さず外構専門業者へ直接依頼する
- 同一条件で複数社から相見積もりを取る
道路に面した正面(ファサード)のみに施工範囲を絞る
費用を大きく削るポイントは、アメリカンフェンスを設置する場所を道路からよく見える正面周りのみに限定することです。
敷地の全周をすべてアメリカンフェンスで囲むと、施工延長が長くなり総額が高くなります。
人目に触れる正面のみをおしゃれなアメリカンフェンスにし、隣家との境界や裏手には安価なスチールメッシュフェンスを組み合わせる方法が有効です。
既製パネルサイズを加工せずそのまま納める配置計画にする
アメリカンフェンスの標準パネル(幅900mmや1800mmなど)を、現場で切断せずに納められる配置計画を立てることも節約につながります。
敷地の寸法に合わせてパネルを切断する「切り詰め加工」を業者に依頼すると、切断工賃や切断面の防錆処理費などの追加費用が発生します。
既製サイズをそのまま並べて設置できるスパン(柱間隔)で設計することで、加工にかかる手間やコストを抑えられます。
また、専用の門扉(扉)を追加すると、扉本体代に加えて基礎の補強費用がかかります。日常の動線を考慮し、本当に扉が必要かを検討して既製パネルで構成することがコストダウンの近道です。
ハウスメーカーを通さず外構専門業者へ直接依頼する
新築時やリフォーム時に外構工事を行う際は、ハウスメーカー経由ではなく地元の外構専門業者へ直接依頼(分離発注)しましょう。
ハウスメーカーに外構を一括で頼むと、実際の施工は下請けの外構業者が行うケースが多く、20%〜40%ほどの中間マージン(紹介料や管理費)が工事費に上乗せされます。
専門業者やネット完結型の施工サービスへ直接発注すれば、全く同じ施工内容であっても中間マージンを削減できます。
同一条件で複数社から相見積もりを取る
外構工事をプロに依頼する際は、必ず同じ施工条件を提示して2〜3社の専門業者から相見積もりを取得してください。
外構工事の見積もりは、残土処分の有無や基礎ブロックの仕様など、業者ごとに計算方法が異なる場合があります。
工事の延長、フェンスの高さ、希望する商品、基礎の施工方法を揃えて見積もりを比較することで、適正価格の最安値を判断できます。
他社と比較検討することにより、自分の予算に合った誠実な業者を見極めやすくなる利点もあります。
相見積もりに使えるおすすめの外構サービス3選

アメリカンフェンスの施工費を比較するには、信頼できる外構サービスの相見積もりが有効です。
相見積もりを取る際に利用しやすい専門サービスは以下の3つです。
- town life エクステリア|複数業者のプラン・見積もりを一括比較
- ガーデンプラス|メーカー品の割引と施工実績が豊富な全国対応業者
- エクスショップ|商品代と施工費の明朗会計で比較しやすい専門サイト
town life エクステリア|複数業者のプラン・見積もりを一括比較

town life エクステリアは、厳格な審査を通過した登録業者へ、無料で外構プランや見積もりを一括依頼できるマッチングサービスです。公式サイトでは、優良業者600社を登録していると案内しています。
自力で地元の業者を1社ずつ探して連絡する手間を減らせ、オンライン上で施工希望を入力するだけで複数社から見積もりが届きます。
各社の施工単価や提案内容の違いを横並びで比較できるため、相見積もりの第一歩として便利です。
ガーデンプラス|メーカー品の割引と施工実績が豊富な全国対応業者

ガーデンプラスは、商品選びから現地調査、施工、アフターフォローまで依頼できる外構工事専門サービスです。2026年8月時点で、全国1,577拠点の施工ネットワークを展開する全国規模のサービスです。
対象となるエクステリア商品は、メーカー希望価格から最大69%OFFで販売されています。施工件数は5万件を超え、工種や不具合の内容に応じた長期保証制度も用意されています。
全国の施工ネットワークを通じて、見積もりから施工、アフターフォローまでまとめて依頼したい場合に適しています。
エクスショップ|商品代と施工費の明朗会計で比較しやすい専門サイト

エクスショップは、エクステリア商品をオンライン販売し、施工も依頼できる専門ショップです。公式サイトでは、18万件以上の施工実績を案内しています。
ウェブ上で希望するフェンスのサイズや仕様を選ぶだけで、商品代金に標準施工費を加えた概算金額がその場で算出できる明朗会計システムが特徴です。
対象商品は最大69%+αOFFで購入でき、無料の現地調査を経て正式な見積もりが提示されます。
相見積もりを取る際の「工事費用込みの基準価格」を確認するためのベンチマークとして役立ちます。
安いアメリカンフェンスに関するよくある質問
アメリカンフェンスを安く安全に設置するにあたって、購入検討者からよく寄せられる代表的な疑問と回答をまとめました。
- アメリカンフェンスとPCフェンスの違いは何ですか?
- ホームセンターのアメリカンフェンスが最も安いですか?
- アメリカンフェンスの設置費用の目安はいくらかかりますか?
- 境界ブロックの上にアメリカンフェンスは設置できますか?
- 安いアメリカンフェンスは屋外で錆びやすいですか?
アメリカンフェンスとPCフェンスの違いは何ですか?
アメリカンフェンスは、アメリカのガレージや西海岸スタイルを思わせる金網フェンスの外観やデザインテイスト全般を指す通称です。
一方、PCフェンスは朝日スチール工業の商品名として知られ、パイプと菱形金網で構成されています。同様の網目状フェンスを指す呼称として使われることもありますが、「PCフェンス」という名称自体がJIS上の構造名ではありません。
一般的には、ホームセンターなどで販売される枠と網が一体のパネルを「アメリカンフェンス」、現場で網を張る本格的な金網フェンスを「PCフェンス」と呼び分ける傾向があります。
ホームセンターのアメリカンフェンスが最も安いですか?
パネル単品(数千円程度)の表記価格だけを見れば、ホームセンターの製品が最安クラスといえます。
ただし、自立させるためのスタンド代、支柱代、ジョイント金具代、大型運賃が加算されます。さらに地中に固定する場合はプロの基礎工事費がかかるため、必要な部材と工賃を含めた一式総額では、ホームセンターが最安とは限りません。
アメリカンフェンスの設置費用の目安はいくらかかりますか?
プロの業者に地中独立基礎工事を含めて依頼した場合、材料費と施工費を含めた総額目安は1mあたり約12,500円〜19,500円です。
施工範囲の長さ、フェンスの高さ、独立基礎の深さ、土間コンクリートのはつり・撤去の有無、ドア(門扉)の追加によって費用は前後します。
境界ブロックの上にアメリカンフェンスは設置できますか?
既存のコンクリートブロックへ設置できるかは、ブロックの健全性、フェンスの仕様や高さなどによって異なります。施工前に専門業者の確認が必要です。
劣化したブロックへ無理に支柱を固定すると、強風時にブロックごと破損・倒壊する危険があります。境界線へ設置する際は、既存ブロックの状態と製品の施工条件を確認し、必要に応じて独立基礎や新設ブロックを選んでください。
安いアメリカンフェンスは屋外で錆びやすいですか?
表面処理のめっき仕様と厚みで耐久性が変わる点を確認しましょう。めっき製品の耐食性は、めっき方法や膜厚、設置環境、傷の有無などによって異なります。
朝日スチール工業のPCフェンスは主要部材に溶融亜鉛めっきを採用しており、亜鉛の犠牲防食作用によって鉄素地の腐食を抑えます。
まとめ
アメリカンフェンスを安く安全に設置するには、「用途(置くだけパーテーションか敷地境界か)」を明確にし、適切な設置タイプと依頼先を選ぶことが成功のポイントです。
庭の簡易仕切りや室内インテリアであれば、コメリなどの置くだけDIYパネルを活用して工賃0円で仕上げるのが最安となります。
一方で、道路沿いや隣家との境界線に設置する場合は、転倒リスクを抑えるために朝日スチール工業のPCフェンスなど、用途に合う製品を選び、製品仕様と現場条件に沿った施工を専門業者へ依頼するのが安心です。
この記事で紹介した商品一覧
| 商品・ブランド名 | 主な特徴・適した用途 |
|---|---|
| コメリ | パネルや金具がバラ売り購入可能。置くだけDIY用途として最安クラス |
| ダイマツ | 豊富なサイズとブラック色を展開。置くだけ設置から簡易固定まで対応する万能モデル |
| 朝日スチール工業「PCフェンス」 | 主要部材に溶融亜鉛めっきを採用。敷地境界などに使われる本格施工向けモデル |
| オンリーワンクラブ「オンリーワン アメリカンフェンス」 | 溶融亜鉛めっき仕上げの現行品。フェンス、ポール、ジョイントを組み合わせて使用 |
この記事でご紹介したおすすめサービス一覧
| サービス名 | 特徴 |
|---|---|
| town life エクステリア | 審査を通過した登録業者へ、無料で外構プランと見積もりを一括依頼できる |
| ガーデンプラス | 対象商品は最大69%OFF。全国1,577拠点の施工ネットワークと工種に応じた長期保証を用意 |
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