駐車スペースにカーポートを設置したいものの、前方の柱が車の出し入れやドア開閉の邪魔にならないか不安で、カーポートの後方支持モデルを検討する方は少なくありません。
後方支持カーポートは前方の柱をなくせるため、駐車や乗降がしやすい一方で、高額な基礎工事費や地中の配管干渉リスクといった注意点があります。
この記事では、後方支持カーポートのメリットとデメリット、工事費を含めた費用相場、おすすめ商品5選の比較を整理します。自宅の駐車場に適した製品を選び、後悔のない外構づくりを進めたい方はぜひ参考にしてください。
後方支持カーポートとは|柱を後ろに配置する画期的な構造

後方支持カーポートは、屋根を支える柱を駐車スペースの後方に配置し、前方の柱をなくして出入り口を広く使える構造が特徴です。
ここでは、後方支持カーポートの基本構造と、メーカーごとの呼称の違いを整理します。
- 後方支持カーポートの仕組み|柱を奥に寄せて前方を開放する構造
- 片側支持・側面支持・背面支持の違い|メーカーごとの呼び方を整理
後方支持カーポートの仕組み|柱を奥に寄せて前方を開放する構造
前方の柱を排除して背面や後方の柱だけで屋根を支えるため、駐車有効幅を最大限に活用できる仕組みとなっています。
通常のカーポートが4本以上の柱で荷重を分散させるのに対し、後方支持モデルはテコの原理を応用した力学設計を採用し、わずか2本または3本の柱で屋根全体を保持する仕組みです。
前方に支柱がない状態で強風の吹き上げや積雪に耐えなければならないため、通常よりも太く頑丈なアルミ材やスチール部材が用いられています。
新築時のプランニングにおいて、後方支持カーポートはその洗練されたデザイン性により、モダンな住宅の外観を引き立てるステータスシンボルとして注目を集める存在です。
柱の太さは通常の約1.5倍に達するほか、屋根の高さについても後方の約2.2mから前方に向けて最大約3.0mまで傾斜する設計が一般的となっています。
片側支持・側面支持・背面支持の違い|メーカーごとの呼び方を整理
柱が建つ位置や構造によって呼称が異なり、それぞれ車両の動線や敷地への干渉範囲が変化します。
一般的な「片側支持」は、駐車スペースの左右どちらか一方に柱を立てる標準的なタイプです。これに対して「側面支持」は、柱を側面に集中させつつ上吊り梁などで大屋根を支える高級な構造を指します。
そして「背面支持」は後方支持と同義であり、柱を最奥部に建てることで車の左右両側を完全にオープンにする構造が特徴です。
敷地の形状やアプローチの階段、建物の窓の位置によって最適な支持方式は異なります。カタログ上の商品名や呼称だけで判断せず、実際の図面上で「柱がどこに立ち、どこが開くか」を立体的に確認することが欠かせません。
後方支持カーポートのメリット

後方支持カーポートを導入することで、駐車時のストレスや柱への接触不安を抑え、使いやすいカースペースをつくりやすくなります。
前方に柱がないことで、駐車・乗降・外観の見え方にどのような違いが出るのかを確認しましょう。
- 車の出し入れや乗降がスムーズになる
- 狭い駐車場でも圧迫感を抑えやすい
- 住宅外観に合わせやすいデザイン性の高さ
車の出し入れや乗降がスムーズになる
前方に柱がないため、駐車や乗降、荷物の積み下ろしが快適になります。
通常の両側支持タイプでは、柱の太さ分だけ駐車場の有効幅が狭まりがちです。しかし後方支持であれば、柱が駐車スペースの内側に入り込まないため、製品規格上の間口寸法をそのまま駐車や通路のスペースとして活用可能です。
障害物となるフロントの柱が存在しないことで、運転席や後部座席のスライドドアを全開にしてもぶつかる心配がありません。
ベビーカーやチャイルドシートへのお子様の乗せ降ろし、車椅子でのアプローチもストレスなく行えるでしょう。
狭い駐車場でも圧迫感を抑えやすい
柱が視界に入りにくい後方に隠れるため、見通しの良い開放的な空間を演出できます。
都市部の狭小地やフェンスに囲まれたカースペースにおいて、手前に立つ太い柱は空間を遮る閉塞感の原因になりがちです。
後方支持カーポートは柱を後方の死角(車の背面や外壁側)に寄せるため、道路側からの圧迫感を大幅に軽減する効果を発揮します。
リビングの掃き出し窓や玄関ポーチの正面に駐車場が隣接している場合でも、室内や玄関口からの良好な眺望を妨げることがありません。
視覚的に住宅と外構が一体となり、敷地全体を広々と見せる効果も期待できます。
住宅外観に合わせやすいデザイン性の高さ
屋根が空中に浮いているかのようなデザインにより、住宅の外観をスタイリッシュに格上げしやすい点も魅力です。
特にモダンな新築住宅では、前方の柱が目立たないことで外観全体をすっきり見せられます。
主要メーカー各社も、直線的でフラットなアルミ屋根など、意匠性を高めたハイエンドモデルを展開しています。
従来の実用性のみを追求した無骨なイメージを一新し、邸宅全体の高級感を演出する意匠パーツとしての役割も果たすデザインです。
屋根の天井面に温かみのあるダウンライトを埋め込むオプションを組み合わせることで、夜間はまるでホテルのエントランスやショールームのようなラグジュアリーな雰囲気を創出できます。
後方支持カーポートのデメリット

後方支持カーポートは多くのメリットを持つ一方、地中の基礎工事費の高騰や配管干渉など、特有のハードルが存在します。
導入前に必ず押さえておくべきデメリットや施工上の注意点を紹介します。
- 本体価格と工事費が高額になりやすい|通常より大きな基礎が必要
- 地中配管との干渉リスク|水道管やガス管の事前確認が必須
- 既存の土間コンクリート解体で追加費用が発生しやすい
- 積雪地域では選べる商品が限られる
- サイドパネルなどのオプションが少ない
本体価格と工事費が高額になりやすい|通常より大きな基礎が必要
部材自体のコストが高く、さらに大きな基礎工事が必要となるため、通常の片側支持・両側支持タイプより初期費用が高くなりやすい傾向があります。
片持ち構造で大屋根を安全に支えるには、柱や梁に肉厚なスチールやアルミの専用部材を使う必要があります。
また、テコの原理による転倒や引き抜き力に対抗するため、地中には大きなコンクリート基礎を造成する設計が基本です。
メーカーが規定する基礎寸法は、柱1本あたり『幅約1.0m〜1.9m × 奥行き約0.9m〜2.0m × 深さ約0.6m〜0.7m』と、およそ畳1枚分に匹敵する大規模なサイズを誇ります。
この莫大なコンクリート材料費や掘削に伴う人件費が上乗せされるため、最終的な工事費用は高額化せざるを得ません。
地中配管との干渉リスク|水道管やガス管の事前確認が必須
畳1枚分もの巨大基礎を掘削するため、地中配管と干渉して設置不可になるリスクが非常に高くなります。
駐車場の地下には、水道管やガス管、雨水桝、汚水管などのライフライン配管が複雑に入り組んでいます。
これらを回避する「偏芯基礎」の調整幅についても、柱芯から最大240mm程度と厳格に制限されているため、干渉を完全に避けるのは容易ではありません。
万が一、配管との干渉を回避できない場合には、インフラ管を迂回させる『切り回し工事』として約5万〜15万円の追加費用が上乗せされます。
地下の状況によっては移設すら叶わず、設置計画を断念せざるを得ない現場もあります。
既存の土間コンクリート解体で追加費用が発生しやすい
すでにコンクリートが打たれた駐車場への後付けでは、解体処分や復旧工事で追加工賃が発生します。
土の地面に新設する場合とは異なり、既存のコンクリートを専用カッターで切断して粉砕する『ハツリ工事』が欠かせません。
通常のカーポートであればハツリ費は柱1本数千円程度で済みますが、後方支持用の基礎造成では柱1本あたり約1万〜2.5万円に跳ね上がる設計です。
さらに、大量の土を深く掘り起こすことに伴う『残土処分費』や『コンクリートガラ廃棄費』として、約5万〜10万円が総額に上乗せされます。
基礎打設後に周囲のコンクリートをきれいに復旧する費用も加わるため、後付け施工の際は事前見積もりを必ず精査してください。
積雪地域では選べる商品が限られる
屋根を後方の柱のみで支えるバランス構造上、積雪で強度が不足しやすく豪雪地には非対応です。
市場を占める多くの製品は、一般地域向けの耐積雪20cm〜30cm相当で設計されています。
四国化成の『マイポートNext ワイド』や三協アルミの『M.シェードⅡ』などの高強度モデルは耐積雪50cmまで対応していますが、積雪100cmを超える豪雪地帯では物理的に支えきれません。
豪雪地帯においては、積雪の荷重を均等に支えるスチール折板屋根を用いた多本柱カーポートが主流として選ばれています。
地元の気候基準に適合しない製品を選択すると、雪の重みによる倒壊や変形を招くリスクがあるため、慎重な検討を欠かさないでください。
サイドパネルなどのオプションが少ない
風を受ける面積が増えると構造のバランスが崩れるため、サイドパネルを公式に設置できない商品が大半です。
後方支持カーポートは緻密な重量バランスで設計されており、風を強く受けるサイドパネルなどの追加オプションは制限されがちです。
また、強風時にはあえて『屋根をしならせて風圧を逃がす』力学構造を採用しているため、台風などにおいては屋根が上下に大きく揺れ動きます。
この揺れに対する不安を解消するため、台風の接近時や降雪時のみ屋根の先端と地面を固定する『着脱式サポート柱』を純正オプションとして備えておく施主が多数派です。
横からの雨風や視線を防ぎたい場合は、カーポートから離した位置に独立した目隠しフェンスを併設してください。
費用相場を台数別に確認|追加費用は現地調査で変わる

後方支持カーポートは一般的な製品より本体価格や基礎工事費が高くなりやすいため、工事費を含めた総額での比較が欠かせません。
台数ごとの設置費用や、見積もりに上乗せされやすい追加工事の内訳を確認しましょう。
- 1台用の費用感|商品数は限られるが候補はある
- 2台用は高額になりやすいが商品の選択肢は豊富
- 見積もりに影響する追加費用の内訳
1台用の費用感|商品数は限られるが候補はある
1台用の後方支持カーポートの設置費用は、商品や施工条件によって異なりますが、工事費込みで約45万〜70万円程度が目安となります。
通常の片流れタイプであれば工事費込み約15万〜30万円程度で設置できますが、後方支持タイプでは初期費用が高くなりやすい傾向があります。
この大幅な価格差は、屋根を支えきる極太のアルミ部材代や、巨大な基礎工事に伴うセメント材料費・掘削人件費がかさむことが主な理由です。
流通している商品数が限定的であることも特徴ですが、YKK APの「エフルージュ FIRST EX」などの代表的な選択肢が存在します。
本体の割引率が普及型よりも低く設定されているため、商品代単体の安さだけで予算を判断しないよう配慮してください。
2台用は高額になりやすいが商品の選択肢は豊富
ファミリー層に人気の高い2台用の費用相場は、総額で約80万〜160万円程度となります。
一般的な並列2台用のカーポートであれば約20万〜50万円程度で収まる場合が多いのに対し、後方支持はやはりまとまった予算を確保しなければなりません。
しかしながら、LIXILの『カーポートSC』や三協アルミの『ダブルフェース』など、各メーカーが主力のデザインモデルを幅広く競うように提供しています。
駐車場の使い勝手を大きく変える商品カテゴリであるため、施主の関心が最も集中するゾーンです。
敷地条件が適合すれば、柱との接触リスクを抑えやすく、乗り降り時のストレスを軽減できるだけの大きな価値をもたらします。
見積もりに影響する追加費用の内訳
標準工事費以外の付帯工事により総額が変動するため、見積書の詳細な項目ごとの内訳確認が必要です。
既存コンクリートがある駐車場への設置や、地中配管の干渉を伴う施工において、発生しやすい代表的な追加費用の内訳は以下の通りです。
| 追加工事の項目 | 費用目安(税込) |
|---|---|
| 土間ハツリ費 | 約1万〜2.5万円 |
| 残土・ガラ処分費 | 総額で約5万〜10万円 |
| 地中配管移設費 | 1系統あたり約5万〜15万円 |
ハツリや残土処分は、重機が入るスペースの有無や処分場までの距離によっても施工費用が大きく上下します。
地中の状況は実際に掘ってみないとプロでも正確に把握できないため、現地調査と試掘を入念に行うことがトラブルを避ける唯一の手段です。
後方支持カーポート設置の相談に使えるおすすめ外構サービス

後方支持カーポートは施工難易度が高く現地条件で価格が大きく左右されるため、信頼できる施工店への相見積もりが鉄則です。
カーポートの設置や外構リフォームの相談先としておすすめの3社を紹介します。
- town life エクステリア|複数社のプランを一括比較したいときに
- ガーデンプラス|外構全体のデザインも含めて相談したいときに
- エクスショップ|商品価格を抑えて工事費込みで比較したいときに
town life エクステリア|複数社のプランを一括比較したいときに

town life エクステリアは、全国の優良業者から外構のプランと見積もりを完全無料で一括請求できるマッチングサービスです。
後方支持カーポートは地中配管の回避方法や基礎工事の設計プランによって、業者間で数十万円の見積もり差が生じることも珍しくありません。
各施工店の提案力や具体的な回避ルートの図面を同時に比較検討し、適正な価格を見極めるために非常に適したプラットフォームといえます。
複数の外構業者にまとめてプランや見積もりを依頼できるため、ご自身で一から施工店を探して個別に問い合わせる手間を省けます。
見積もり内容を比較しやすく、予算や施工条件に合う業者を検討しやすい点がメリットです。
ガーデンプラス|外構全体のデザインも含めて相談したいときに

ガーデンプラスは、3Dパースを用いた高いデザイン提案力と外構全体のトータルプランニングに強みを持つ大手外構専門店です。
カーポートの設置だけでなく、アプローチや門柱、フェンス、お庭の人工芝まで含めた統一感のある外構全体のリフォームを得意としています。
大手ならではのスケールメリットを活かした資材の仕入れ網があり、金利キャンペーン付きローンなどの優遇措置も展開する専門業者です。
ただし、実際の施工は地元の提携施工店が担当するため、地域や繁忙期によっては日程調整に時間がかかる場合があります。
事前の図面確認や職人への要望の伝達を書面で正確に行っておくことで、認識のずれを避けやすくなります。
エクスショップ|商品価格を抑えて工事費込みで比較したいときに

エクスショップは、メーカー定価から最大50%以上も割引される高い価格競争力を誇るエクステリアのネット販売施工最大手です。
外構全体の大規模なプラン設計よりも、『後方支持カーポートの設置のみを工事費込みで比較したい』という目的が明確な施主に適しています。
工事10年・商品2年の長期ダブル保証制度があり、施工後のアフターケアを重視したい方にも向いているでしょう。
商品価格を抑えやすいサービスですが、受注が集中する春や秋の繁忙期には、施工店や地域によって日程調整に時間を要するケースがあります。余裕を持ったスケジュールで問い合わせてください。
おすすめの後方支持カーポート5選をメーカー別に比較

後方支持カーポートを導入する際は、各メーカーの代表的な製品から、予算や気候条件に適合するモデルを選択することが大切です。
主要な5つの製品スペックや実売価格について、比較表を交えて確認しましょう。
それぞれデザインや耐風圧・耐積雪の性能が大きく異なるため、ご自身の要望に合わせて検討してください。
※エクスショップの検索窓にメーカー名や品番を打ち込むと、安く買える商品が出てきますよ。
| 商品名(メーカー) | 特徴とおすすめな読者のタイプ |
|---|---|
| カーポートSC 後方支持 2台用(LIXIL) | ノイズレスなアルミ屋根。スタイリッシュな外観と日よけ効果を最重視したい方に適しています。 |
| ダブルフェース(三協アルミ) | 強固な3本柱モデル。サイドパネル等の豊富な実用オプションを取り付けたい方向けです。 |
| エフルージュ FIRST EX(YKK AP) | コストパフォーマンスに優れたモデル。後方支持の初期費用をできる限り低く抑えたい方に最適です。 |
| マイポートNext ワイド(四国化成) | 後方2本柱の先進フォルム。積雪50cm仕様も選べるため、軽微な降雪地にお住まいの方に向いています。 |
| M.シェードⅡ(三協アルミ) | 立体トラス屋根の上吊りモデル。圧倒的な高級感の演出と高い積雪強度を両立させたい方に適しています。 |
LIXIL カーポートSC 後方支持 2台用|ノイズレスで美しいアルミ屋根

屋根と柱をすべてシンプルなアルミ素材で統一し、ネジやボルトを完全に排除した美しい外観が最大の特徴です。
屋根の厚みは40mmで、雨樋の縦樋も柱の内部に納められています。アルミ屋根は日差しを遮りやすく、夏場の車内温度上昇を抑えたい場合にも検討しやすい仕様です。
天井面に木調色を組み合わせるツートン仕様や、ダウンライトを内蔵するオプションも選べます。夜間の見え方まで含めて外構を整えたい施主に向いています。
三協アルミ ダブルフェース|3本柱で開放感を生むダイナミック設計

極太の3本柱で大屋根を支え、敷地に合わせて「背面支持」か「側面支持」を選択できる高級モデルです。
背面支持を選択すれば車の左右両側が開放されるほか、側面支持を選べば前後からの出入り動線を確保しやすくなります。
他メーカーの後方支持製品にはない強みとして、専用サイドパネルなどの実用オプションが公式に設定されています。
耐風圧強度は基準風速Vo=36m/s、耐積雪は20cm相当の仕様をクリアしています。
実売価格は仕様や施工条件によって変動するため、サイドパネルを取り付けてカースペースの居住性を向上させたい方は、オプションを含めた総額で比較してください。
YKK AP エフルージュ FIRST EX|コストとデザインのバランスが良いフラット屋根

高額になりがちな後方支持製品の中で、比較的リーズナブルな初期費用で導入できるコストパフォーマンスが魅力です。
公開価格では工事費込みで80万円台から検討できるケースがあり、予算制限の厳しい施主にとって選びやすい有力候補です。
エフルージュ FIRST EX 600タイプの耐風圧強度は基準風速Vo=34m/s、耐積雪性能は20cm相当となっています。
フラット形状のポリカーボネート屋根を採用するほか、大容量の雨樋やゴミ掃除のしやすいエルボなどを標準装備した製品です。
実用的な機能とスタイリッシュな見た目を両立させたい方に向く、完成度の高いモデルといえます。
四国化成 マイポートNext ワイド|後方2本柱で支える先進的フォルム

2台用ワイド(間口最大5.4m超)の大屋根であっても、後方の柱わずか2本のみで支えきる先進的な意匠が特徴です。
後方支持カーポートのパイオニアとしての高い施工実績を誇り、アルミカラーに木調を組み合わせた外観バリエーションも多彩です。
さらに、片持ち構造でありながら『耐積雪50cm』に対応する強靭な雪国仕様モデルも用意されています。
公開価格では工事費込みで80万円台から検討できる標準仕様や、120万円台からの積雪対応仕様が確認できます。
多少の降雪が想定される地域において、乗降時のフラットな開放感とデザイン性を重視する施主に適したモデルです。
三協アルミ M.シェードⅡ|上吊り構造の個性派デザイン

アルミ製の立体トラス構造を採用し、後方の巨大な柱から屋根を上から吊り下げるラグジュアリーな外観が目を引きます。
工事費込みで約160万円以上となる最高級モデルですが、トラス部分に組み込むダウンライト照明は夜間の景観を美しく引き立ててくれます。
ガラスの約250倍の耐衝撃強度を持つ屋根パネルが採用されており、台風時の飛来物から大切な車を守る構造です。
上吊りタイプ・梁置き片側支持の基本タイプは基準風速Vo=34m/s、耐積雪20cm相当です。
耐積雪50cm相当は梁置き両側支持タイプの仕様として確認できるため、デザイン性と強度を両立させたい方は支持方式ごとの性能を確認してください。
予算や配管の理由で設置できないときの代替案

後方支持カーポートが予算オーバーや地中の配管干渉で設置できない場合でも、梁延長で柱位置を逃がす方法「梁延長(梁飛ばし)」が可能です。
例えば、アプローチの階段や地中の密集配管をまたぐように梁を伸ばし、障害物のない敷地境界側へ柱をずらして設置できます。出入り口付近の柱を避けられるため、駐車時の切り返しや乗降時のストレスを減らしやすい方法です。
費用面では、標準的なカーポート価格に約10万〜20万円程度の上乗せで対応できるケースがあります。
後方支持ほど前方を大きく開放できるとは限りませんが、費用を抑えたい方には有力な代替案といえるでしょう。
知っておきたい!後方支持カーポートに関するよくある質問
後方支持カーポートを安心して導入するために、よくある疑問や懸念に対する解決策を事前に確認しておきましょう。
設置の可否や確認申請など、施主から寄せられることの多い代表的な質問に回答します。
- Q1. 既存のコンクリート駐車場でも後付けできますか?
- Q2. 地中の配管が干渉する場合の対策は?
- Q3. 台風の揺れが心配ですが対策はありますか?
- Q4. 雪が降る地域でも使えますか?
- Q5. 後方支持と梁延長はどちらが安いですか?
- Q6. 建築確認申請は必要ですか?
Q1. 既存のコンクリート駐車場でも後付けできますか?
後付け設置自体は可能ですが、既存のコンクリートを割って巨大な基礎を作るため、高額な解体費や残土処分費などの追加費用が発生します。
土間コンクリートの表面に直接固定するような簡易な方法は、構造上認められません。
柱1本につき畳1枚分に近い面積を深く掘削し、ハツリ工賃や残土処分費、施工後の土間復旧費も加わるため、更地への新設より総額は高くなりがちです。
Q2. 地中の配管が干渉する場合の対策は?
基礎の中心から柱位置をずらす偏芯基礎部材の使用や、配管の切り回し(移設)工事で対処できる場合があります。
偏芯基礎による調整範囲は柱芯から最大240mm程度と制限があるため、どうしても回避しきれないときは約5万〜15万円をかけて配管移設を行います。
ただし地中の密集状況によっては移設自体が不可能な現場もあるため、必ず事前にプロの現地調査を実施してください。
Q3. 台風の揺れが心配ですが対策はありますか?
台風や強風のときだけ一時的に装着する着脱式サポート柱オプションを導入することで解決できます。
後方支持カーポートは、強風時に適度なしなりを持たせて風圧を外す力学設計を採用しており、突風の際には屋根が上下に大きく揺れます。
オプションの着脱式サポート柱を購入して保管しておけば、荒天時のみ一時的に両側支持の強度を確保できるため安心です。
Q4. 雪が降る地域でも使えますか?
耐積雪20cm〜30cm(一部モデルで50cmまで対応)の範囲であれば使用できますが、積雪量が多い地域では多本柱タイプを含めた検討が必要です。
降雪量が20cmを超える地域で一般仕様モデルを使用すると、雪の自重により屋根が変形したり倒壊したりする危険が高まります。
雪質によっても許容重量は異なるため、積雪があるエリアでは耐積雪50cm対応の「マイポートNext ワイド」等を選択し、サポート柱を併用してください。
Q5. 後方支持と梁延長はどちらが安いですか?
基礎工事を抑えやすい現場では、「梁延長」の方が後方支持より安く設置できる場合があります。
2台用後方支持の設置総額が約80万〜160万円程度に達するのに対し、標準タイプにオプション梁を追加する梁延長であれば総額50万〜70万円程度で施工できる場合があります。
予算を抑えつつ、出入り口の柱を邪魔にならない位置へ移動させたい場合は、梁延長が有力な選択肢です。
Q6. 建築確認申請は必要ですか?
カーポートは建築基準法上の「建築物」に該当する場合があり、新築や防火地域・準防火地域での設置では確認申請が必要になるケースがあります。
既存建物がある敷地での増築・改築・移転は、防火地域・準防火地域外で10㎡以内なら不要となる場合があります。
一方、防火地域・準防火地域では10㎡以内でも申請が必要になるため、行政への申請手数料や図面作成、施工店への申請代行費を含めて外構の打合せ時に確認してください。
まとめ
後方支持カーポートは、駐車時の切り返しやドアの開閉、荷物の積み下ろしを楽にしやすい、利便性の高い製品です。
前方の柱がない圧倒的な開放感と、住宅外観を格上げするスマートなデザイン性は、毎日のカースペースの利便性を大きく向上させてくれます。
しかしながら、高額な本体および巨大基礎工事費、地中のインフラ配管との干渉リスクなど、設置にはクリアすべきハードルが存在するのも事実です。
予算や地中の状況によって後方支持の設置が難しいと判明した場合でも、「梁延長」という代替案を活用すれば、コストを低く抑えながら同様の快適性を確保できます。
この記事でご紹介した後方支持カーポート一覧
本記事でご紹介した主要5商品は、それぞれ独自の意匠性や気候強度といった異なる特徴を持っています。
| 商品名(メーカー) | 特徴とおすすめな読者のタイプ |
|---|---|
| カーポートSC 後方支持 2台用(LIXIL) | ノイズレスなアルミ屋根。スタイリッシュな外観と日よけ効果を最重視したい方に適しています。 |
| ダブルフェース(三協アルミ) | 強固な3本柱モデル。サイドパネル等の豊富な実用オプションを取り付けたい方向けです。 |
| エフルージュ FIRST EX(YKK AP) | コストパフォーマンスに優れたモデル。後方支持の初期費用をできる限り低く抑えたい方に最適です。 |
| マイポートNext ワイド(四国化成) | 後方2本柱の先進フォルム。積雪50cm仕様も選べるため、軽微な降雪地にお住まいの方に向いています。 |
| M.シェードⅡ(三協アルミ) | 立体トラス屋根の上吊りモデル。圧倒的な高級感の演出と高い積雪強度を両立させたい方に適しています。 |
この記事でご紹介したおすすめサービス一覧
| サービス名 | 特徴 |
|---|---|
| town life エクステリア | 全国の優良店から完全無料で一括見積もり・プラン請求ができるマッチングサービス |
| ガーデンプラス | 高いデザイン提案力と外構全体のトータルプランニングに強い大手外構専門店 |
| エクスショップ | ネット施工販売最大手で最大50%以上の高い割引率と長期ダブル保証が強み |
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