自宅の玄関ドアの使い勝手を改善したいものの、玄関ドアを引き戸にリフォームできるのか、具体的な工期や費用の目安がわからず、計画を進められない方もいるでしょう。
開き戸の開閉スペースや、ベビーカー・車いすでの出入りに不便を感じている場合、引き戸への変更は玄関まわりを使いやすくする選択肢です。
この記事では、玄関引き戸リフォームの設置条件、工法別の費用とメリット・デメリット、費用を抑えて失敗なく進めるコツを整理しました。
住まいに合う引き戸リフォームを検討する際の参考にしてください。
玄関ドアは引き戸にリフォームできる|まず確認したい3つの条件

自宅の玄関ドアを引き戸へ変更できるかは、建物の構造や玄関まわりの条件によって異なります。
工事前に次の3つの条件を確認し、必要な開口幅と動線を確保できるか判断しましょう。
- 横に扉を引ける壁面と間口があるか
- 既存ドアの形状に合う引き戸のタイプを確認する
- 外壁設備や建物側の制約が工事の支障にならないか
横に扉を引ける壁面と間口があるか
引き戸を設置するには、扉本体を納められる幅の平坦な壁面が必要です。
スライドさせる壁面スペースに加えて、工事後に人が通り抜けられる「有効開口幅」の確認も欠かせません。
壁を解体せず、既存枠の内側に新しい枠を取り付けるカバー工法では、構造上、元の開口よりも左右合計で約50〜70mm(5〜7cm)、上下で約30mm(3cm)程度有効開口が狭くなります。
減少量は製品と既存枠の形状によって異なるため、施工後の寸法で判断してください。
国土交通省の住宅設計指針では、日常生活空間の出入口は750mm以上が基本、800mm以上が推奨水準です。
必要幅は車いすの種類や玄関への進入角度によって異なるため、図面上の寸法だけでなく、施工後の有効開口幅と実際の動線を確認してください。
既存ドアの形状に合う引き戸のタイプを確認する
現在の玄関ドアの形状によって、採用できる引き戸のタイプや工法は変わります。
既存のドアが片開きで間口にゆとりがない住宅では、アウトセット玄関引戸が有力な選択肢です。
親子ドアや片袖FIXドアでは、子扉や固定ガラス部分を含む間口を利用できることもありますが、適合製品は既存枠の寸法や構造で決まります。
間口が広い両開きドアなら、2枚連動引戸なども候補です。既存ドアの形式だけで引き戸タイプを決めず、現地調査後に有効開口幅と製品の納まりを確認してください。
| 既存ドアの形状 | 検討できる引き戸タイプの例 |
|---|---|
| 片開きドア | アウトセット片引戸など |
| 親子ドア | 片引戸、2枚連動引戸など |
| 片袖FIXドア | 片引戸、引違い戸など |
| 両開きドア | 引違い戸、2枚連動引戸など |
外壁設備や建物側の制約が工事の支障にならないか
寸法の条件を満たしていても、周辺設備や建物の構造によって選べる工法が限られます。
外壁側に扉を滑らせるアウトセット玄関引戸では、走行範囲に照明器具、テレビインターホン、郵便ポスト、手すり、雨どい、外壁の凹凸が干渉するなら、移設や調整が必要です。
防火・準防火地域では、玄関が「延焼のおそれのある部分」に該当する場合などに、防火設備の基準を満たす戸が必要です。該当する製品は、施工業者や所管行政庁へ確認してください。
分譲マンションの玄関ドアは共用部分として扱われることが多く、区分所有者の判断だけでは交換できません。ただし、管理規約や管理組合の承認条件によっては改修できることがあります。
施工を依頼する前に管理組合へ相談してください。
費用相場は30万〜80万円程度|3つの工法を比較

玄関引き戸リフォームにかかる全体の費用相場は、商品グレードや工法によって30万〜80万円程度が標準的な価格帯となります。
アウトセット玄関引戸は、カバー工法で施工する製品形式として分けて説明します。
- 3つの工法の比較表
- カバー工法は壁を大きく壊さず工期を短縮しやすい
- アウトセット玄関引戸はカバー工法で施工できる製品形式の一つ
- はつり工法は既存枠を撤去し、開口や段差を調整しやすい
- 商品グレードと追加工事で総額が変わる
3つの工法の比較表
| 工法・製品形式 | 費用相場の目安 | 工期の目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| カバー工法 | 30万〜50万円 | 半日〜1日 | 壁を壊さずスピーディ。開口が左右約50〜70mm狭くなる |
| アウトセット工法 | 40万〜60万円 | 1日〜2日 | 片開きドアの間口を維持。外壁設備移設(約1.2万〜2.5万円)が必要 |
| はつり工法 | 50万〜80万円以上 | 2日〜1週間 | 開口拡張や完全段差ゼロが可能。解体付帯費(約20万〜40万円)が高額 |
カバー工法は壁を大きく壊さず工期を短縮しやすい
既存のドア枠を残し、その内側に新しい枠を固定するカバー工法は、解体範囲を抑えやすい工法です。
壁や床を大きく壊さないため、騒音やほこりの発生を抑えやすく、現場条件が合えば1日で施工できる商品もあります。
カバー工法の費用相場は30万〜50万円程度が標準であり、壁や床の解体が発生しないため施工時間も半日〜1日程度で完了します。
ただし、新枠を取り付ける構造上、有効開口が左右約50〜70mm狭くなったり、足元に数mmの立ち上がりが生じたりする点には注意が必要です。
アウトセット玄関引戸はカバー工法で施工できる製品形式
アウトセット玄関引戸はカバー工法の製品形式です。既存枠に新しい枠をかぶせ、外壁側へ扉をスライドさせるため、片開きドアで引き込みスペースを確保しにくい場合の選択肢になります。
アウトセット工法の費用相場は40万〜60万円程度、工期は1〜2日ほどとなります(YKK AP公式参考例:袖なし片引戸 約34万〜50万円、2枚連動引戸 約59万〜83万円)。
扉の走行範囲にインターホンや照明がある場合は、設備移設・電気配線工事として約1.2万〜2.5万円程度の追加費用が発生します。
はつり工法は開口や段差を調整しやすい
既存のドア枠や周辺の壁、土間タイルを撤去して新しい枠を納めるはつり工法は、カバー工法より開口幅や段差を調整しやすい方法です。
ただし、柱や筋かいなどの構造部材、防水、配線・配管の条件によって、拡張できる範囲や段差の仕上がりは異なります。
はつり工法の費用相場は50万〜80万円以上(大規模な壁・タイル改修では100万円超)となり、大工・左官・外壁塗装等の解体付帯工事費だけで約20万〜40万円程度が上乗せされます。
複数の職人が関わるため、工期も2日〜1週間程度を要します。
商品グレードと追加工事で総額が変わる
リフォーム費用の総額は、商品の仕様や現地の状況によって変わります。断熱仕様、電子キー、網戸などのオプションや付帯工事が必要なら、追加費用も見込んでおきましょう。
オプションを追加する場合、高断熱・複層ガラスの寒冷地仕様で+約3万〜6万円、タッチキーなどの電子スマートキーで+約4万〜8万円、木部・タイル補修で+約2万〜5万円が本体費用に加算されます。
見積もりでは、本体代金と施工費だけでなく、既存ドアの撤去・処分費、補修費、設備移設費まで含まれているか確認してください。
開き戸から引き戸へ変える4つのメリット

玄関ドアを引き戸にすると、開閉時の動作や玄関まわりの使い方が変わります。開閉スペースと通行動線を確保しやすいことが主なメリットです。
- 扉の開閉スペースを取らず玄関まわりを広く使える
- 軽い力で開閉しやすい
- 車いすやベビーカーでも通りやすい開口を確保しやすい
- 扉の回転範囲がなく通行動線を確保しやすい
扉の開閉スペースを取らず玄関まわりを広く使える
横方向に扉をスライドさせる引き戸は、ドア前後に開閉スペースを必要としない点が特徴です。開き戸のように手前へ扉を引く動作がないため、奥行きの浅い玄関ポーチでも体を後ろへ引かずに出入りできます。
ただし、扉が動く壁面の前には物を置けません。置き配の荷物や自転車を配置するときは、扉の走行範囲を避けましょう。
軽い力で開閉しやすい
戸車がレール上を動く引き戸は、小さな力でも開閉しやすい商品があります。子どもや高齢者が使用する場合は、ショールームなどでハンドルの握りやすさと操作力を確認すると安心です。
任意の位置で戸を保持できるかは製品の機構やオプションによって異なります。換気などで開放状態を保ちたい場合は、保持機能の有無とメーカーの使用上の注意を確認してください。
車いすやベビーカーでも通りやすい開口を確保しやすい
引き戸は開き戸のように体で扉を押さえながら通る必要がないため、車いすやベビーカーで出入りしやすい点が特長です。
十分な有効開口幅があれば、介助者が付き添うための動線も確保できます。
アプローチのスロープや手すりと組み合わせれば、玄関まわりの段差と移動経路をまとめて見直せます。必要幅や勾配は利用者と建物の条件に合わせて設計してください。
扉の回転範囲がなく通行動線を確保しやすい
引き戸は扉が前後にせり出さないため、開閉中の扉が人や荷物に接触しにくい点がメリットです。ただし、指挟みや戸尻側への引き込み事故には注意が必要です。
子どもや高齢者が使う場合は安全機能を確認し、強風時は戸を閉めて施錠してください。
引き戸にするデメリットと後悔を防ぐ対策

引き戸には、スライド構造に起因する注意点があります。設置幅・性能・防犯・清掃性を事前に確認し、住まいの条件に合う製品を選びましょう。
- 扉を引き込む横幅が必要|連動タイプやアウトセットを検討する
- 気密性・断熱性に差が出る場合がある|地域に合う性能を選ぶ
- 防犯面が不安になりやすい|施錠方式とガラス仕様を確認する
- レールに汚れがたまりやすい|掃除しやすい納まりを確認する
扉を引き込む横幅が必要|連動タイプやアウトセットを検討する
引き戸を設置するには、扉をスライドさせる横方向のスペースが必要です。開口部のすぐ横に柱や出隅がある住宅、壁面幅が足りない玄関には、一般的な引違い戸は納まりません。
幅が限られる玄関では、外壁側へ扉を逃がすアウトセット玄関引戸や、扉が重なって動く2枚連動引戸が候補です。採用できる形式は外壁面の長さや構造によるため、現地調査で確認してください。
気密性・断熱性に差が出る場合がある|地域に合う性能を選ぶ
気密性や断熱性は、商品、仕様、ガラス構成、枠の納まりによって異なります。非断熱仕様を寒冷地で使用すると、足元の冷気や結露が気になる場合があるでしょう。
断熱材入りの戸や複層ガラス、Low-Eガラスも選択肢です。熱貫流率や適用地域を商品ごとに比較し、玄関の方角や地域の気候に合う仕様を選んでください。
防犯面が不安になりやすい|施錠方式とガラス仕様を確認する
防犯性を確かめる際は、複数ロックなどの装備を確認します。鎌錠、ディンプルキー、セキュリティサムターンなどの防犯機能は商品やグレードによって異なり、すべての製品に標準装備されるわけではありません。
こじ開けやガラス破りへの対策を重視する場合は、施錠箇所、鎌錠の有無、ガラス仕様、サムターンの構造を比較します。電気錠を選ぶときは、停電や電池切れ時の解錠方法も確認しましょう。
レールに汚れがたまりやすい|掃除しやすい納まりを確認する
屋外から入るほこりや小石は、下枠のレール部分にたまりやすいため、定期的な清掃が必要です。ごみを放置すると戸車が回りにくくなり、開閉の重さや異音を招く原因です。
溝が浅い下枠や掃除しやすい部材を選び、メーカーの手入れ方法に従って清掃しましょう。レールと戸車を定期的に確認すれば、滑らかな開閉を保ちやすいでしょう。
使い方に合う玄関引き戸の選び方

製品全体の幅だけでは、実際に通れる幅や操作のしやすさを判断できません。有効開口幅・断熱性能・操作性・外観を比較し、日常の使い方に合う商品を選びましょう。
- 必要な有効開口から引き戸のタイプを選ぶ
- 断熱性能とガラス面積を玄関の環境に合わせる
- 鍵とハンドルを毎日の動作から選ぶ
- 外観になじむ色とデザインを選ぶ
必要な有効開口から引き戸のタイプを選ぶ
玄関引き戸を選ぶときは、戸を開けた際の有効開口幅を確認するのが出発点です。引違い戸は左右から出入りできる一方、通過できる幅は製品全体の幅より狭くなります。
片開きドアからの変更で開口を確保したい場合は、アウトセット片引戸や2枚連動引戸が選択肢になるでしょう。
住宅設計指針の基本水準750mm以上、推奨水準800mm以上を参考にしつつ、車いすやベビーカーの寸法と進入方向に合わせて選んでください。
| 引き戸のタイプ | 向いている間口・使い方 |
|---|---|
| 片引戸 | 扉を片側へ引き込める壁面がある玄関 |
| 引違い戸 | 左右から出入りしたい玄関。施工後の有効開口幅を確認する |
| 2枚連動引戸 | 限られた間口で通過幅を確保したい場合の候補 |
断熱性能とガラス面積を玄関の環境に合わせる
断熱性能は、枠、戸本体、ガラスの仕様によって異なります。冬場の冷え込みが気になる玄関では、熱貫流率や適用地域の比較が必要です。
複層ガラスやLow-Eガラスを選べるかも確認してください。
採風機能付きの商品なら、施錠したまま通風できます。採風部の操作方法や防犯構造は商品によって異なるため、カタログやショールームで確認してください。
鍵とハンドルを毎日の動作から選ぶ
電子キーを選ぶときは、操作方法、電源方式、非常時の解錠方法を比較します。キーを取り出さずに解錠できる商品は、子どもを抱いているときや荷物で両手がふさがっているときに便利です。
高齢者や子どもが使う場合は、握りやすい大型バーハンドルも選択肢です。実際の操作力と引手の位置を確認して選びましょう。
外観になじむ色とデザインを選ぶ
玄関引戸には、和風だけでなく、洋風やモダンな住宅に合わせやすい木目調やアルミカラーもあります。住宅全体になじむ色と質感を選びましょう。
玄関ドア単体だけでなく、外壁材、窓サッシ、玄関ポーチタイルとの色のバランスも確認します。可能であれば、大きめのカラーサンプルを屋外の自然光の下で外壁と見比べてください。
玄関引き戸リフォームの費用を抑えて失敗なく進めるコツ

費用を抑えながら施工品質を確保するには、工法、補助制度、見積もり条件を確認します。現地調査後に同じ条件で相見積もりを取り、総額と工事範囲を比較しましょう。
- 解体範囲の少ないカバー工法を検討する
- 断熱・バリアフリー改修の補助制度を利用する
- 現地調査を受け複数社から同じ条件で見積もりを比較する
解体範囲の少ないカバー工法を検討する
費用を抑えるには、壁や床の壊し作業を伴わない工法を優先することが最善です。
壁や床を解体する「はつり工法(50万〜80万円以上)」に対し、解体不要な「カバー工法(30万〜50万円)」や「アウトセット工法(40万〜60万円)」を選択できれば、大工・左官・塗装等の解体付帯費(約20万〜40万円)をそのまま削減できます。
アウトセット玄関引戸も、既存枠を利用するカバー工法で施工できる製品形式です。
ただし、設備の移設や下地補強が必要になる場合もあるため、工法名だけで判断せず、付帯工事を含む見積もりを比較してください。
断熱・バリアフリー改修の補助制度を利用する
省エネ・介護改修を支援する制度があります。対象者、対象製品、申請時期が制度ごとに異なるため、契約前に最新の要件を確認してください。
先進的窓リノベ2026事業では、対象窓改修と同一契約で交換する登録ドアが補助対象になります。
戸建住宅・低層集合住宅のドア交換(カバー工法)は、性能区分とサイズに応じて1か所4万1,000〜23万9,000円で、窓改修との同時申請と対象製品の確認が必要です。
介護保険の条件を満たせば、開き戸から引き戸への交換や段差解消が対象です。支給限度基準額は原則20万円で、所得に応じて7〜9割が給付されます。
着工前にケアマネジャーなどへ相談し、市区町村へ事前申請してください。
現地調査を受け複数社から同じ条件で見積もりを比較する
想定外の追加費用を防ぐには、専門業者による現地調査と相見積もりが欠かせません。
玄関まわりの寸法、外壁設備、下地、防火上の条件を確認せずに契約すると、工事範囲が後から変わるおそれがあります。
現地調査後は、同じメーカー商品と工事条件を指定して複数社を比較してください。
総額だけでなく、既存ドアの撤去・処分費、設備移設費、補修費、保証の対象と期間まで確認すれば、見積もりの妥当性を判断しやすくなるでしょう。
玄関引き戸リフォームの見積もりを相談しやすいサービス3選

相見積もりの依頼先を探す際は、ドア本体と外構の対応範囲を確認したうえで、複数の見積もりや参考価格を比較しましょう。
玄関引き戸の交換可否や費用は、現地条件と依頼先によって変わります。
- town life エクステリア|玄関まわりの外構を複数社へ相談したい方
- ガーデンプラス|ポーチやスロープをまとめて整えたい方
- エクスショップ|商品と工事費の参考価格をオンラインで確認したい方
town life エクステリア|複数社の見積もりと提案を比べたい方

town life エクステリアは、独自の基準を満たした全国600社の中から、条件に合う外構業者へ見積もりやデザイン提案を一括依頼できるサービスです。複数社へ同じ要望を伝えやすく、玄関ポーチ、手すり、スロープなどの外構プランを比較できます。
玄関ドア本体の交換範囲は、紹介先の業者によって異なります。引き戸交換も希望する場合は、依頼内容へ明記して対応可否を確認してください。
ガーデンプラス|玄関まわりをまとめて整えたい方

玄関ポーチやアプローチまでまとめて相談したい方には、ガーデンプラスが選択肢です。審査を通過した全国のサービス店ネットワークを通じて、外構・エクステリア工事を提供しています。
3D CADによる提案事例があり、工事内容に応じた最長10年の保証制度も用意されています。玄関ドア本体の交換可否、提案方法、保証期間と対象範囲は、依頼前に確認してください。
エクスショップ|商品と工事費の目安をオンラインで比較したい方

商品と工事費の参考価格をオンラインで比べるなら、エクスショップが選択肢です。対象商品について工事費込みの参考価格を掲載し、ウェブ見積もりにも対応しています。
玄関引戸のすべての商品・仕様をウェブ上で即時算出できるとは限りません。開き戸から引き戸へ変更できる製品か、希望する仕様が見積もり対象かを確認し、現地調査後の正式見積もりで総額を判断してください。
玄関ドアを引き戸にするリフォームのよくある質問
ここでは、よくある6つの疑問に答えます。製品と建物の条件で回答が変わるため、最終的には現地調査と各制度の窓口で確認してください。
- Q1: 玄関ドアの引き戸化はDIYできますか?
- Q2: 引き戸にすると玄関が寒くなりますか?
- Q3: マンションの玄関ドアを引き戸に変更できますか?
- Q4: 玄関引き戸に網戸は後付けできますか?
- Q5: インターホンや照明の移設は必要ですか?
- Q6: 引き戸リフォームと一緒に玄関の段差もなくせますか?
Q1: 玄関ドアの引き戸化はDIYできますか?
玄関引き戸の交換は専門業者へ依頼してください。リフォーム用玄関商品は一般の方が取り付ける前提で設計されておらず、採寸、枠の水平・垂直や建付けの調整、防水処理、施錠確認が必要です。
自分で施工すると、戸が動かない、鍵がかからない、雨水が浸入するといった不具合につながるおそれがあります。メーカーの商品知識と施工経験がある業者へ相談してください。
Q2: 引き戸にすると玄関が寒くなりますか?
引き戸にしただけで必ず寒くなるわけではありません。熱貫流率と適用地域を比較し、既存枠への納まりを含めて玄関の環境に合う断熱仕様を選んでください。
Q3: マンションの玄関ドアを引き戸に変更できますか?
マンションの玄関ドアは共用部分として扱われることが多く、区分所有者だけでは交換できません。管理規約を確認し、管理組合や管理会社へ事前に相談してください。
Q4: 玄関引き戸に網戸は後付けできますか?
対応商品なら、引き戸用の網戸を後付けできます。ただし、可否は引き戸枠の形状や網戸の種類に左右される点に注意が必要です。
引き戸の交換と同時に施工すれば、既存枠との干渉や納まりを確認しやすくなるでしょう。
網戸を設置する場合の費用目安は網戸の種類やサイズにより約3万〜30万円程度(ロール網戸等の簡易型で約3万〜5万円、メーカー純正の大型引き違い網戸で約5万〜15万円以上)です。
引き戸本体との同時施工が最も納まりが綺麗です。
Q5: インターホンや照明の移設は必要ですか?
新しい戸や枠が設備と干渉する場合は移設が必要です。走行範囲に設備がなければ、アウトセット玄関引戸でも移設は不要です。
現地調査でインターホン、表札、照明器具、ポスト、配線の位置を確認し、移設・外壁補修費が見積もりに含まれているか確認してください。
Q6: 引き戸リフォームと一緒に玄関の段差もなくせますか?
対応部材と周辺工事で段差を小さくできます。ただし、防水や構造上の理由から完全にフラットにできないこともあります。
車いすで利用する場合は玄関内外の動線を確認し、介護保険を使うときはケアマネジャーや市区町村へ着工前に相談してください。
まとめ
玄関ドアを引き戸へ変更できるかは、横方向の壁面幅、既存枠の寸法、外壁設備、建物の構造によって異なります。施工後の有効開口幅と扉の走行範囲を確認しましょう。
工法はカバー工法とはつり工法に大別でき、アウトセット玄関引戸はカバー工法で施工できる製品形式の一つです。現地調査後の総額で工法を比較し、撤去・補修・設備移設などの付帯工事まで確認してください。
補助制度を利用する場合は、対象工事と申請時期を契約前に確認してください。先進的窓リノベ2026事業のドア交換は対象窓改修との同一契約・同時申請、介護保険の住宅改修は原則として着工前申請が必要です。
引き戸は前後の開閉スペースを取らず、小さな力で操作しやすい商品がある一方、指挟み、強風、断熱性などの注意点もあります。
専門業者の現地調査を受け、同じ条件の見積もりを比較して住まいに合うリフォームを進めてください。
この記事でご紹介したおすすめサービス一覧
| サービス名 | おすすめのポイント・向いている方 |
|---|---|
| town life エクステリア | 玄関ポーチや手すりなどの外構提案を複数社から比較したい方 |
| ガーデンプラス | ポーチやスロープなど玄関まわりの外構をまとめて整えたい方 |
| エクスショップ | 商品と工事費の参考価格をオンラインで確認したい方 |
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