住宅の顔である玄関まわりを美しく演出するために、塗り壁仕上げの門柱を検討する方が増えています。塗り壁門柱は、好みの色や職人の手仕事による豊かな質感を選べるため、建物の外観に合わせたおしゃれなデザインを実現できるのが魅力です。
しかし、費用相場や雨だれ・カビによる汚れ、ひび割れなどの注意点を把握せずに設置すると、完成後のメンテナンスで後悔することもあります。この記事では、塗り壁門柱の費用相場や他素材との違い、メリット・デメリット、汚れを防ぐ設計まで詳しく解説します。
門柱を塗り壁にする費用相場と他素材との違い

門柱を塗り壁にする造作工事の費用相場は、幅1メートル前後の一般的なサイズで総額15万〜30万円前後が目安です。初期費用を抑えてオリジナリティを出せる点が強みですが、定期的なメンテナンスが必要になるという特徴があります。
以下では、具体的な費用の内訳と、他の素材との違いを詳しく解説します。
- 造作にかかる費用の内訳と10万〜30万円の目安
- 初期費用はタイルより抑えやすいが手入れの頻度は高くなる
造作にかかる費用の内訳と10万〜30万円の目安
塗り壁門柱を造作する際は、門柱本体の工事費と、ポストなどの設備費を分けて考える必要があります。
門柱本体の造作にかかる費用は、コンクリート基礎を打ちブロックを積み上げる下地工事、表面を平らに整える左官調整、そしてジョリパットなどの意匠性塗材を塗る塗装工事で構成されます。幅800ミリ×高さ1500ミリの標準サイズで天端をアール加工にする場合、本体の施工単価は10万5,000円から13万円程度が目安です。
さらに門柱としての本来の機能を持たせるために、表札やポスト、照明器具、インターホンといった金物類の設備費用が別途発生します。また、インターホンや照明を稼働させるための地中配線や配管工事の費用は、およそ3万円前後を見込んでおく必要があります。
そのため、見積もりに書かれた本体価格が安く見えても、基礎工事や各種設備、電気工事を含めた最終的な総額は15万〜30万円前後になるのが一般的です。見積もりを確認する際は、これらの内訳が分かれているかを確認してください。
初期費用はタイルより抑えやすいが手入れの頻度は高くなる
塗り壁は現場で職人が施工する「湿式工法」であるため、組み立てるだけのアルミ機能門柱よりも費用がかかりますが、タイル貼りやレンガ積みと比べると初期費用を抑えやすい強みがあります。
タイルやレンガを使用する門柱は、高価な素材自体の費用に加え、職人が1枚ずつ手作業で貼り合わせる緻密な技術が必要になるため、初期費用が20万〜45万円程度と高額になりがちです。これらと比較して、塗り壁は材料費を抑えつつ職人の手仕事を活かせるため、初期費用の面で優位性があるといえるでしょう。
一方で、塗り壁の表面に存在する細かな凹凸は、埃や排気ガスが蓄積しやすい構造的特徴を持っています。雨水によって流れた汚れが壁面に定着して黒い筋になりやすいため、定期的な水洗いや10〜15年ごとの再塗装が必要となります。
初期費用を抑えて個性を出せるメリットがある反面、引き渡し後の手入れの頻度は高くなるというトレードオフを理解しておくことが大切です。以下の比較表を参考に、住宅に合う素材を検討してください。
| 素材 | 費用感と特徴 |
|---|---|
| 塗り壁(ジョリパット等) | 費用は10万〜30万円を目安に見てください。曲線やスリットを取り入れやすくデザイン自由度は高い一方、定期的な水洗いと再塗装が必要で、クラックのリスクもあります。 |
| タイル | 費用は20万〜40万円が目安です。汚れが付着しにくく耐久性は高めですが、素材費と施工手間がかかるため初期費用は上がりやすい傾向があります。 |
| アルミ機能門柱 | 費用は5万〜15万円が目安です。既製品の組み合わせが中心でデザイン自由度は低めですが、掃除の手間が少なくサビや腐食に強い点があります。 |
| レンガ | 費用は25万〜45万円を目安に見てください。重厚感のある見た目が魅力で耐久性も高い一方、白華現象のリスクがあり、曲線デザインには向きません。 |
塗り壁門柱のメリットとデメリット

塗り壁門柱には、オリジナルの形状をつくれる高い意匠性がある一方で、環境による汚れやひび割れのリスクといったデメリットも存在します。採用後に後悔しないために、両者の特徴を正しく整理しておきましょう。
- 塗り壁門柱のメリット
- 塗り壁門柱のデメリット
塗り壁門柱のメリット
塗り壁門柱の最大のメリットは、既製品にはない自由な色選びと、好みの形状を形づくれる設計の柔軟性にあります。
住宅外観に合わせた色と質感を選びやすい
アクリル系塗材の代表格であるジョリパットなどを筆頭に、塗り壁材には150色以上の豊富なカラーバリエーションが用意されています。住宅の外壁や玄関ドアに近い色味を選ぶと、玄関まわりのアプローチに自然な一体感が生まれる配色です。
さらに、左官職人がコテやローラーを用いて表面に立体的な模様を描き出すため、ナチュラルから和モダンまで、住宅のデザインに合わせた質感を自在に表現できます。
曲線やスリットを取り入れた自由な形状設計ができる
塗り壁門柱は内部の下地となるコンクリートブロックを一から積んで造作するため、アールと呼ばれる天端の曲線加工や、壁面の一部をくり抜いて視線の抜けをつくるスリットなど、自由な形状設計が可能です。
近年では、大きな宅配ボックスを壁の内部に埋め込んで表面をフラットに仕上げるスマートなデザインも人気を集めており、住宅の顔にふさわしいオリジナルの意匠を実現しやすい点も魅力といえるでしょう。
塗り壁門柱のデメリット
美観の自由度が高い反面、屋外に設置される塗り壁門柱では、汚れや劣化による物理的な課題を避けられません。
雨だれやカビによる汚れが目立ちやすい
塗り壁の魅力である表面の立体的なコテ跡は、独特の陰影を生み出す反面、排気ガスや砂埃などの汚れが溜まりやすい形状といえるでしょう。そこに雨水が当たると、蓄積された汚れが水とともに壁面を流れ落ち、黒い雨だれとして残る原因になります。
特に明るい白やベージュ系の色調、あるいは風通しが悪い北側のエリアでは、コケやカビの繁殖によって美観を損ねやすい点に注意が必要です。
経年で発生するひび割れ(クラック)のリスクと原因
屋外に設置される門柱は、絶えず日光や雨風にさらされるだけでなく、外気温の変化による膨張と収縮を繰り返しています。さらに、前面道路を通行する車両の振動や地震の揺れといった外的ストレスも、微小なひび割れを引き起こす大きな原因です。
この細かな亀裂(ヘアクラック)から雨水が内部へ侵入すると、鉄筋のサビによる爆裂現象や、コンクリートの成分が染み出す白華現象(エフロレッセンス)を招くリスクが生じます。美観と耐久性を維持するためにも、ひび割れを発見した際は、早期に補修を検討するメンテナンスが不可欠となります。
塗り壁門柱に使われる仕上げ材の種類と選び方

塗り壁門柱に使用される主な塗材には、知名度が高いジョリパットや、ひび割れ追従性に優れるベルアートがあります。仕上げパターンは意匠性だけでなく完成後の汚れにくさにも関わるため、慎重に決めたい要素です。
- 色とパターンが豊富な定番塗材「ジョリパット」
- ひび割れに追従する弾性タイプ「ベルアート」
- 仕上げパターンの凹凸は見た目だけでなく汚れやすさにも影響する
色とパターンが豊富な定番塗材「ジョリパット」
アイカ工業のジョリパットは、日本の塗り壁門柱において代表的な内外装用仕上げ塗材として広く採用されています。
ジョリパットはアクリル樹脂に砂などの骨材を混ぜた塗材で、148色の標準色に加えて、職人の道具によって何十種類ものテクスチャ(模様)を表現できるのが強みです。耐候性や防カビ性にも優れており、屋外環境でも長く風合いを保ちます。
近年では、アクリル塗材の欠点であったひび割れリスクを低減するため、塗膜に伸縮性を持たせたジョリパットネオなどの高弾性タイプも開発されており、門柱のクラック防止対策として役立っています。
ひび割れに追従する弾性タイプ「ベルアート」
エスケー化研のベルアートは、アクリル樹脂系の多意匠装飾仕上塗材で、微弾性の塗膜により下地の微細なひび割れに追従しやすい仕上げ材です。
ベルアートの大きな特徴は、微弾性の塗膜によって下地の微細なひび割れに追従し、雨水の浸入を抑えやすい点にあります。表面にひび割れが出にくくなるため、内部劣化のリスク低減につながります。
道路沿いや大型車両の通行が多く、地面の微振動が絶えず門柱に伝わるような立地環境では、クラック対策を意識した仕上げ材として、有力な選択肢の一つといえるでしょう。
仕上げパターンの凹凸は見た目だけでなく汚れやすさにも影響する
仕上げ材の色調や弾性能力と同様に、どのような道具で模様をつけるかという「仕上げ工法」の選択も、完成後の美観維持を左右する要素です。
職人がコテを使い、深くランダムな模様を描く仕上げは高級感がある反面、深い溝に砂や埃、水が滞留しやすく、汚れが蓄積しやすいといえます。一方で、スプレーによる吹付工法や、ローラーを用いた比較的フラットなゆず肌仕上げなどは、雨水が壁面を垂直に流れ落ちやすいため、汚れが定着しにくい特性があります。
なお、施工工法によって初期費用も変動し、吹付(1㎡あたり約3,000円〜6,000円)、ローラー(約3,200円〜6,500円)、コテ(約4,200円〜12,000円)と、複雑なパターンほど職人の手間がかかる傾向です。意匠性の高さと日々の手入れのしやすさを考慮し、立地や手入れの手間を考慮して仕上げを選ぶのが賢明です。
おしゃれな塗り壁門柱にするデザインのコツと人気色

塗り壁門柱を建てる際は、外壁や周辺環境に合わせた色選びや、異素材を組み合わせたデザインの工夫によって、おしゃれな仕上がりを実現できます。ここでは、人気のあるカラーの特徴と、デザイン性を高めるアクセントのコツを解説します。
- グレーや黒はモダンで汚れも目立ちにくい
- 白やベージュはナチュラルで明るい印象をつくりやすい
- 木目調角柱やタイルのアクセントで奥行きを出す
グレーや黒はモダンで汚れも目立ちにくい
シンプルモダンやアーバンテイストの住宅外観に合わせやすいのが、グレーや黒といった無彩色のカラーです。
グレーなどのダークトーンは、現代の洗練された住宅デザインと高い親和性を持ちます。さらに実用面でも、排気ガスや埃による黒ずみ、気になる雨だれ汚れが目立ちにくいという大きなメリットがあります。
ただし、門柱全体を暗いトーンだけで仕上げてしまうと、玄関まわりに重たい印象や閉塞感を与えてしまいかねません。
そのため、足元に明るい植栽や下草を植えたり、夜間に壁面のコテ跡を照らす間接照明を組み合わせたりして、色彩のトータルバランスを整える工夫が推奨されます。近年は、特殊なコテ仕上げによってコンクリート打ちっ放し風やモルタル調のムラを再現するデザインもトレンドとなっています。
白やベージュはナチュラルで明るい印象をつくりやすい
白やアイボリー、淡いベージュといった明るいトーンは、玄関まわりをナチュラルで開放的な雰囲気に演出します。
これらのカラーは、南欧風や北欧スタイルの建築スタイルには欠かせない選択肢です。しかし、明るい色は雨筋汚れやコケが目立ちやすいという課題も抱えています。
白系の門柱を建てる場合は、単に塗装するだけでなく、汚れを防ぐ物理的な設計や、セルフクリーニング効果のあるトップコートなどの防汚対策をあらかじめ計画することが前提条件となります。
引き渡し後に綺麗な状態を長くキープするためにも、汚れ対策とセットで色を選ぶことが重要といえるでしょう。
木目調角柱やタイルのアクセントで奥行きを出す
塗り壁のみで門柱の全面を仕上げると単調になりがちなため、異素材を部分的に配置するアクセント設計が有効です。
例えば、門柱の側面にスリットを設けて木目調のアルミ角柱を並べることで、玄関に木の温もりと抜け感をもたらすことができます。また、表札の背景やインターホンまわりに天然石やデザインタイルをあしらうと、素材の質感を切り替えて高級感を引き立たせることが可能です。
さらに、下地から自由に造作できるメリットを活かして、宅配ボックスを壁内にすっきりと埋め込む実用的なデザインも人気のトレンドとなっています。
ポストなどの金物の質感も門柱のカラーとコーディネートし、奥行きのあるスタイリッシュな玄関口を設計してください。
塗り壁門柱の汚れを防ぐ設計と正しいメンテナンス方法

塗り壁門柱の美しさを長く維持するためには、設計段階での防汚処理と、完成後の正しいメンテナンスが欠かせません。以下では、雨だれを物理的に防ぐ設計や、正しい清掃方法、再塗装時の重大な注意点を詳しく解説します。
- 笠木と水切りの設置で雨だれを大幅に低減する
- 日常の掃除は水洗いとやわらかいブラシが基本
- 高圧洗浄機は至近距離で強く当てすぎると逆効果になる
- 再塗装では透湿性の高い専用塗料を使わないと剥がれる原因になる
笠木と水切りの設置で雨だれを大幅に低減する
門柱の汚れを防ぐには、引き渡し後のお手入れだけに頼らず、設計段階で「汚れにくい構造」を作ることが効果的です。
代表的な対策が、門柱の上部にアルミやレンガ、石材などの「笠木(かさぎ)」を設置することです。門柱の最上部は砂埃やチリが堆積しやすく、これが雨水に流されて壁を伝うことで、黒い雨筋汚れが定着してしまいます。
壁よりも数センチ外側に張り出す出幅を持ち、裏側に水返し用の溝が切られた笠木や水切り金具を取り付けることで、汚水が直接壁面を伝うのを物理的に防ぐことが可能です。
同時に、親水性を持つ低汚染トップコートを表面に塗布し、雨の力で汚れを流しやすい設計対策を施すことも検討してください。
日常の掃除は水洗いとやわらかいブラシが基本
塗り壁門柱に付着した埃や汚れは、時間の経過とともに素材の奥へ定着しやすいため、こまめな清掃が基本となります。
日頃のお手入れは、ホースで水をかけながら柔らかい洗車用ブラシやスポンジで優しく擦る水洗いが最も安全です。ジョリパットなどの仕上げ材は、乾燥後に高い硬度を持つため、軽い水洗いであれば傷がつく心配はありません。
ただし、金属製のワイヤーブラシなどの硬い道具を使用すると、表面の塗膜を削り取ってしまいます。
また、強い酸性やアルカリ性の洗剤はアクリル樹脂などの接着成分を破壊する原因になるため、原則として水洗いと柔らかいブラシの併用で対応してください。
高圧洗浄機は至近距離で強く当てすぎると逆効果になる
外壁の頑固な汚れを落とすために高圧洗浄機を使う方は多いですが、塗り壁門柱に対して安易に使用することは推奨されません。
高圧洗浄機の強烈な水圧エネルギーを至近距離で噴射すると、塗り壁の骨材である砂や意匠パターンが削り取られて剥がれ落ちるトラブルが発生しやすくなります。さらに深刻なのは、目に見えないレベルのヘアクラックから、水圧によって大量の水分が門柱の内部に強制的に押し込まれることです。
内部に侵入した水は乾燥しにくく、下地ブロックの鉄筋を錆びさせ、サビの体積膨張によってコンクリートを破壊する爆裂現象や、塗膜の内側からのカビや膨れを誘発します。
どうしても使用する際は、ノズルを最低でも20〜30センチ以上離し、中圧以下で表面をなぞるように洗浄する注意が必要です。
再塗装では透湿性の高い専用塗料を使わないと剥がれる原因になる
塗り壁門柱は約10〜15年の周期で再塗装が必要となりますが、塗り替えの際には塗料の性質を正しく確認しなければなりません。
ジョリパットなどの砂壁状意匠塗材は、無数の極小の穴から内部の水蒸気を逃がす「高い透湿性」を備えています。門柱は地面から湿気を吸い込みやすいため、この湿気を外へ逃がす呼吸機能が必要です。
しかし、外壁で一般的に使われる透湿性の低いシリコン塗料や通常の弾性塗料を上塗りしてしまうと、水蒸気の逃げ場が失われます。その結果、内部の湿気が太陽熱で膨張し、塗膜を内側から押し上げて目立つ水ぶくれや剥がれを発生させます。
この失敗を防ぐためには、風合いを損なわず内部の湿気を通すジョリパットフレッシュなどの専用改修塗料を指定して依頼してください。
後悔しない見積もりの確認ポイントと業者の選び方

塗り壁門柱の工事契約で後悔を避けるには、見積書の明確さと、事前のデザイン確認プロセスが欠かせません。以下の3つのチェックポイントを確認し、納得した上で工事を依頼しましょう。
- 本体工事と金物類の費用を内訳で確認する
- 汚れにくくする設計が見積もりに含まれているか確認する
- 色番号やパターン名をサンプル板で確認してから契約する
本体工事と金物類の費用を内訳で確認する
見積書を提示された際、「門柱工事一式」という大まかな金額記載だけで契約を進めるのは避けなければなりません。
見積書には、地中の基礎工事費、下地のブロック積み費、表面の左官および仕上げ塗装費といった「本体工事費」が明記されているかを確認してください。さらに、表札やポスト、照明器具、インターホンといった金物類・設備費、およびそれらを接続する「電気配線費」が分割して計上されていることが大切です。
内訳が明確に分かれていないと、提示された金額が適正な相場に収まっているかの判断が難しくなります。どんぶり勘定での契約は後々の予算超過トラブルの原因になりやすいため、必ず内訳明細書の提出を依頼してください。
汚れにくくする設計が見積もりに含まれているか確認する
完成後の美観を長く維持するために欠かせない「防汚対策」が、見積もりや図面に正しく反映されているかも重要な確認事項です。
具体的には、天端からの雨だれを物理的に防ぐ「笠木」や「水切り金具」の費用が計上されているかをチェックします。天端の塗り回し仕上げのままだと、引き渡し後すぐに雨筋がつくリスクが高まります。
また、親水性トップコートを施す防汚処理オプションの有無や、跳ね返りの泥を防ぐ足元舗装の配慮も大切です。
これらの防汚設計が最初から組み込まれている外構プランであるかを確認し、長期的な美観を保てる設計か見極めることが欠かせません。
| 確認項目 | 見るべきポイントと判断基準 |
|---|---|
| 内訳の明瞭性 | 「一式」ではなく、基礎・ブロック・左官・塗材・金物・電気配線が分割計上されているか。 |
| 笠木・水切りの有無 | 天端からの雨だれを物理的に防ぐ笠木、または水切り(ドロップライン)が含まれているか。 |
| 防汚処理の仕様 | 低汚染トップコート(親水性コーティング)が仕上げ材の工程に組み込まれているか。 |
| 色とパターンの指定 | 見積書や仕様書にメーカー名、製品名、色番号、パターン名が具体的に記載されているか。 |
| 現物サンプルの確認 | 契約前にA4サイズ程度の塗り板サンプルを屋外の自然光で確認するフローが提示されたか。 |
色番号やパターン名をサンプル板で確認してから契約する
塗り壁の色や模様は、室内での打ち合わせ時に小さな紙面カタログだけで選ぶと、完成後のイメージのズレを招きます。
塗料は光の当たり方や面積の広さによって、見え方が大きく変化する「面積効果」の性質を持ちます。このギャップをなくすために、契約前に「A4サイズ程度の塗り板サンプル」の取り寄せを施工会社に依頼してください。
取り寄せたサンプル板は、実際に門柱が建つ屋外に置き、天候や時間帯による見え方の変化を自分の目で直接確認しておくと安心です。
合わせて、将来の補修の際に同じ仕様を再現できるよう、使用塗材の色番号とパターン名を見積書に明記してもらう必要があります。
塗り壁門柱の施工を相談できるおすすめ外構サービス

塗り壁門柱の造作は、職人の腕や見積もりの構成によって費用・品質が大きく変わるため、適切な相談先を選ぶ必要があります。ここでは、用途や目的に合わせて比較検討できる代表的な外構相談サービスを紹介します。
- town life エクステリア|複数社のプランと見積もりを比較できる
- ガーデンプラス|門柱から外構全体までトータルで依頼できる
- エクスショップ|既製品の門柱や周辺部材を格安で設置できる
town life エクステリア|複数社のプランと見積もりを比較できる

town life エクステリアは、厳しい基準をクリアした全国600社以上の優良外構業者から、プランや見積もりを一括で取得できるポータルサービスです。
塗り壁門柱は業者によって左官工事の単価やデザイン提案(笠木の有無など)が大きく異なるため、複数社での相見積もりによる比較が効果を発揮します。適正価格を確認し、提案内容を見比べたい場合に役立つ窓口といえるでしょう。
契約しなかった会社へのお断り代行も無料で利用できます。
ガーデンプラス|門柱から外構全体までトータルで依頼できる

ガーデンプラスは、全国1,400以上の拠点を持ち、門柱の造作左官からお庭全体のプランニングまでトータルで対応する外構工事の専門店です。
3Dパースを使用したわかりやすいイメージ提案を受けられるため、塗り壁門柱が自宅の外観と調和するかを契約前に詳細に確認できます。また、保証は工事内容によって異なり、基礎躯体などは10年、左官・組積工事は2年、塗装工事は1年が目安です。
工事引渡し日から10年間の補償制度も用意されているため、経年変化のリスクに備えたい方に向いています。
現地での調査と見積もりは無料です。
エクスショップ|既製品の門柱や周辺部材を格安で設置できる

エクスショップは、エクステリア商品のネット販売および取付工事においてトップクラスの実績を誇る専門会社です。
カーポートやフェンス、既製品のアルミ機能門柱などの単品施工を格安で提供しており、部材を安く仕入れたい際に適しています。公式サイト上では、ポスト・門柱・宅配ボックスなどの既製エクステリア商品が中心です。
そのため、オリジナルデザインの造作塗り壁門柱を希望する場合は、造作対応の可否を事前に確認したうえで、ガーデンプラスやtown life エクステリアの加盟店も比較対象に入れてください。現地での調査と見積もりは無料です。
塗り壁門柱に関するよくある質問
塗り壁門柱を設置・計画するにあたり、多くの方が抱きやすい疑問をQ&A形式で解説します。
- Q1. 塗り壁門柱のデメリットは何ですか?
- Q2. 門柱を塗り壁にする費用はいくらですか?
- Q3. ジョリパット門柱のメンテナンス方法は?
- Q4. 塗り壁門柱はDIYできますか?
- Q5. 白い塗り壁門柱は汚れやすいですか?
- Q6. 塗り壁門柱の工事期間はどのくらいですか?
Q1. 塗り壁門柱のデメリットは何ですか?
最大のデメリットは、表面の凹凸に埃が溜まりやすく、雨だれやカビによる黒ずみ汚れが目立ちやすいことです。また、寒暖差や車両の振動などにより、表面にヘアクラック(細かなひび割れ)が発生するリスクがあります。
これらのデメリットは、設計段階で「笠木」の設置や「防汚コーティング」を組み込むことで大幅に低減できます。
Q2. 門柱を塗り壁にする費用はいくらですか?
一般的なサイズで、門柱本体の下地ブロック積みから左官仕上げまでにかかる費用は10万〜15万円前後が目安です。ただし、ポスト、表札、照明などの設備金物の本体代と、それらを接続する電気工事費(約3万円)が加算されるため、最終的な総額は15万〜30万円程度に落ち着くのが一般的です。
Q3. ジョリパット門柱のメンテナンス方法は?
日常のお手入れは、ホースで散水しながら柔らかいブラシやスポンジで優しく水洗いするのが基本です。家庭用高圧洗浄機は、至近距離で使用すると意匠が剥がれたり内部へ水分が侵入してカビ・膨れの原因となるため、避けるか、ノズルを20〜30センチ以上離して弱圧で使用してください。
また、10〜15年ごとの再塗装時には、風合いを保ちながら湿気を逃がす専用改修塗料(ジョリパットフレッシュ等)を使用する必要があります。
Q4. 塗り壁門柱はDIYできますか?
塗り壁門柱のDIYは極めて難易度が高く、推奨されません。地中のコンクリート基礎打設や鉄筋を配筋しての正確なブロック積み、平滑な下地モルタル塗り、そして仕上げの左官塗装と、すべての工程にプロの高度な左官技術が必要となるためです。
施工不良による傾きや深刻なクラックを防ぐためにも、専門の業者に依頼するのが現実的といえます。
Q5. 白い塗り壁門柱は汚れやすいですか?
白やベージュなどの明るいカラーは、排気ガスの黒ずみや藻の緑色とのコントラストが際立つため、汚れが最も目立ちやすい傾向があります。白系を採用する際は、上部からの雨だれを防ぐ「笠木」の設置と、セルフクリーニング効果を持たせる「防汚トップコート」の併用をセットで計画し、汚れによる後悔を最小限に抑えましょう。
Q6. 塗り壁門柱の工事期間はどのくらいですか?
天候にも左右されますが、一般的には数日から10日程度が目安となります。組み立てるだけのアルミ機能門柱(1〜2日)とは異なり、基礎工事とブロック積みに2〜3日、内部モルタルを完全に乾燥させる養生期間に数日、左官仕上げに2日程度を要するため、天候や乾燥条件を見込んで余裕を持った工期計画が必要です。
まとめ
塗り壁門柱は、150色以上の豊富なカラーと多彩なコテ跡模様により、住宅外観と調和した唯一無二のおしゃれな玄関をつくれるのが最大の魅力です。初期費用をタイルより安く抑えられる点でも優れていますが、経年による汚れやクラックのリスクといったデメリットも存在します。
後悔のない門柱づくりを実現するためには、見積もり時に「笠木設置」などの防汚設計が含まれているかを確認し、日常の正しい掃除や、再塗装時に「透湿性の高い専用塗料」を指定する実務知識が必須です。相見積もりサービスを活用し、信頼できる職人を紹介してくれる外構会社を選んでください。
この記事でご紹介したおすすめ外構サービス一覧
| サービス名 | 特徴 |
|---|---|
| town life エクステリア | 複数業者から一括で外構プランと見積もりを無料でもらえるサービス |
| ガーデンプラス | 全国対応可能で仲介手数料なしの自社施工による安さが魅力 |
| エクスショップ | フェンスやカーポートなどの既製エクステリアを格安で設置可能 |
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