外構工事や庭のリフォームを検討する際、プライバシー保護や敷地境界の明示に欠かせないのがフェンスの設置です。
しかし、カタログには多様な製品が並んでおり、自宅に合う外構フェンスの種類を選びきれない方も少なくありません。
フェンスは「素材」「形状」「構造」の3軸に分けると、種類を整理しやすくなります。各要素の特徴とメリット・デメリットを比べることが、予算や目的に合う製品を絞り込むポイントです。
この記事では、主なフェンスを整理した比較一覧表をはじめ、素材別・形状別の特徴と価格帯、目的別に向くタイプと失敗を防ぐ確認ポイントについて解説します。後悔のないお庭づくりを進めたい方は、ぜひ参考にしてください。
外構フェンスの種類がひと目でわかる比較一覧表

フェンス選びの第一歩は、複雑に見える製品群を「素材」「形状」「構造」の3つの分類軸に分けて全体像を把握することです。
あらかじめ主要な種類の特性を一通り比較しておくことで、設置環境に応じた最適仕様を判断しやすくなります。
- 素材・形状・構造で比べるフェンス種類の早見表
- フェンス選びで失敗しないための「3つの分類軸」
素材・形状・構造で比べるフェンス種類の早見表
フェンスの選択肢を俯瞰するには、各分類軸の特徴を整理して把握することが大切です。素材・形状・構造ごとの代表的な種類と主な特徴を以下にまとめました。
素材の種類(アルミ形材・アルミ鋳物・スチール・樹脂・天然木・ポリカ)
素材は、フェンスの耐久性、手入れの手間、初期費用を左右する主な要素です。
| 素材の種類 | 主な特徴と向き不向き |
|---|---|
| アルミ形材 | 住宅外構で広く使われ、スチールより錆びにくい。直線的でモダンな素材 |
| アルミ鋳物 | 曲線美や重厚感のある欧風デザイン。装飾性が高い |
| スチールメッシュ | 最も安価で風通し抜群。敷地境界の囲いに最適 |
| 樹脂・人工木 | 木の質感を再現し、防腐塗装の手間を抑えやすい。ささくれも生じにくい |
| 天然木 | 自然な風合いと経年変化が魅力。樹種や塗装条件に応じた手入れが必要 |
| ポリカーボネート | 明るい日光を採り込みながら人影レベルで視線を遮る |
形状・デザインの種類(目隠し・ルーバー・格子・メッシュ・鋳物装飾)
形状(デザイン)は、敷地内外の視線、風、光の通り抜け方をコントロールする役割を果たします。
| 形状の種類 | 主な特徴と向いている目的 |
|---|---|
| 完全目隠し / 半目隠し | 視線を遮りプライバシー確保。強風時の風圧に配慮が必要 |
| ルーバー | 正面の視線を遮りつつ通気性を確保。性能は製品ごとに異なる |
| 縦格子 / 横格子 | 程よい開放感と防犯性。縦格子は足をかけにくく安全 |
| メッシュ | 目隠しタイプより開放感や日当たりを確保しやすく、境界の明示に向く |
| 鋳物・装飾 | 門まわりやアプローチにエレガントなアクセントを付与 |
柱・土台構造の種類(自由柱・間仕切り柱 / ブロック上・独立基礎)
柱の固定構造や土台の施工方式は、表裏の見え方や設置できる高さに関わります。
| 構造の種類 | 主な特徴と選び方のポイント |
|---|---|
| 自由柱(フリーポール) | 本体の裏側に柱を配置。連続して美しく施工性も高い |
| 間仕切り柱 | パネル間に柱を挟む。表裏がなく隣家境界向き |
| ブロック上設置 | コンクリートブロック穴に施工。省スペースで境界設置 |
| 独立基礎設置 | 地面にコンクリート基礎を埋設。高尺・高風圧に対応 |
フェンス選びで失敗しないための「3つの分類軸」
カタログに並ぶ「アルミ目隠しルーバーフェンス」のような商品は、複数の分類軸を組み合わせた名称です。3つの分類軸に分解して検討することが、設置条件に合う製品を選ぶポイントです。
デザインや価格だけを基準に選んでしまうと、耐風圧強度の不足や境界トラブルを招く恐れがあります。
次の順番で要件を一つずつ確認すると、設置後のミスマッチを防ぎやすくなります。
- 素材(耐久性・予算)
- 形状(目隠し度・風通し)
- 構造(見た目・土台条件)
【素材別】フェンスの種類と特徴

フェンスの耐久年数や日常のお手入れ、トータルコストは選択する素材によって根本的に変わります。手入れにかける手間と予算を考慮して選ぶことが成功への近道です。
- アルミ形材フェンス|耐久性と選択肢の多さが強み
- アルミ鋳物フェンス|欧風で重厚感のあるデザイン
- スチールメッシュフェンス|境界用に最適な手頃な定番
- 人工木・樹脂フェンス|木の質感と手入れのしやすさを両立
- 天然木フェンス|自然な風合いと経年変化を楽しむ
- ポリカーボネートフェンス|採光しながら視線を遮る
アルミ形材フェンス|耐久性と選択肢の多さが強み
アルミ合金を押し出し成形して作るアルミ形材フェンスは、住宅外構で広く使われています。
スチールより錆びにくい一方、汚れや塩分を放置すると腐食することがあります。年1〜2回を目安に水洗いするとともに、設置環境に応じて手入れしましょう。
直線的でシャープなデザインが中心ですが、表面に耐候性シートを施した木目調カラーもあります。
目隠しから境界線の明示まで幅広い用途に対応しており、費用相場は1mあたり工事費込みで約15,000円〜35,000円程度です。
アルミ鋳物フェンス|欧風で重厚感のあるデザイン
溶かしたアルミ合金を型に流し込んで成形するのが、アルミ鋳物フェンスです。立体的な装飾や曲線美を表現できます。
重厚な意匠を持ち、洋風住宅やクラシカルな外観に合わせやすい仕上がりです。門扉と同素材で揃えれば統一感を演出できる一方、模様の隙間が多いため視線を遮る目隠し用途には向きません。
価格相場は1mあたり約30,000円〜70,000円と形材フェンスより高めとなっています。
スチールメッシュフェンス|境界用に最適な手頃な定番
スチールメッシュフェンスは、鉄線を網目状に組んで防錆コーティングを施した製品で、全素材の中で最もコストパフォーマンスに優れた種類です。
本体と施工費を合わせた価格相場が1mあたり約5,500円〜12,000円と非常に安価に抑えられます。風通しと日当たりを遮らず、敷地境界の明示や広範囲の囲い施工に重宝される存在です。
死角を作らないため防犯面でも優秀ですが、プライバシーを保護する効果は期待できません。
人工木・樹脂フェンス|木の質感と手入れのしやすさを両立
木粉と樹脂を混ぜて成形した樹脂(人工木)フェンスは、天然木の風合いを再現しつつ、防腐塗装の手間を抑えやすい素材です。
天然木のような腐食やささくれが生じにくく、定期的な防腐塗装の塗り直しを抑えられるメリットがあります。ただし、汚れに応じた水洗いなどの手入れも欠かせません。
費用相場は1mあたり約19,000円〜50,000円です。
なお、寒暖差によって素材が伸縮する特性があるため、施工時に適度な目地の隙間を設ける施工基準が存在します。
天然木フェンス|自然な風合いと経年変化を楽しむ
天然木フェンスは、ウリンなどのハードウッドやソフトウッドを用いて作られ、本物の木ならではの香りや上質な質感を楽しめる素材です。
時間経過とともに深まる経年変化(シルバーグレー化)を味わえるのが醍醐味といえるでしょう。費用相場は1mあたり約13,000円〜40,000円です。
ポリカーボネートフェンス|採光しながら視線を遮る
ポリカーボネートフェンスは、アルミフレームにすりガラス調の樹脂パネルを組み込んだタイプです。日光を採り込みながら視線をぼかせる点が特徴です。
北側の庭や、窓の目の前を暗くしたくない場所の目隠しに活用できます。一般的な目隠しフェンスより高価になる傾向があるため、視線が特に気になる部分へピンポイントで採用する設計が効果的といえます。
硬いたわしなどでこすると微細な傷がつくことがあるため、柔らかな布を使って水洗いしましょう。
【形状(デザイン)別】フェンスの種類と特徴

フェンスの形状は、外部からの視線を遮る割合だけでなく、風や光の通り抜け方、防犯性能に大きな影響を与えます。設置目的や気象条件に合わせて選択しましょう。
- 完全目隠し・半目隠しタイプ|視線を遮りプライバシーを確保
- ルーバータイプ|目隠しと風通しを両立する
- 縦格子・横格子タイプ|抜け感と視線制御のバランス
- メッシュタイプ|開放感を保ちながら境界を明示
- 鋳物・装飾タイプ|門まわりに意匠性を加える
完全目隠し・半目隠しタイプ|視線を遮りプライバシーを確保
目隠しタイプは板やパネルの隙間を抑えたデザインで、外部からの視線を遮りやすいのが特徴です。
プライベート空間を確保しやすい一方、開口率の低い製品は、強風時に風圧を受けやすい構造となります。風圧による破損や倒壊を防ぐ目的から、支柱の施工強度や独立基礎の補強が必要になり、工事費が上昇する傾向が見られます。
適度な隙間を空けた半目隠しタイプを選べば、圧迫感や日当たりの悪化を和らげることが可能です。
ルーバータイプ|目隠しと風通しを両立する
羽板を斜めに重ねたルーバータイプは、正面からの視線を遮りつつ通気性を確保しやすい構造です。
通風率や耐風圧性能は製品によって異なります。強風地域で設置する場合は、製品ごとの耐風圧仕様に加え、柱の間隔や基礎の施工条件を確認しましょう。
風が通り抜ける際に風切り音が生じることもあります。遮音性に配慮したルーバー製品もあるため、必要な性能を確認して選びましょう。
縦格子・横格子タイプ|抜け感と視線制御のバランス
格子タイプは、部材を等間隔に並べたデザインで、程よい開放感と防犯性能のバランスを取りやすい形状といえます。
縦格子は足がかりになる横木が少なく、ほこりも溜まりにくい形状です。横格子は建物の水平ラインと合わせやすく、モダンな住まいの外観を引き締める役割を果たします。どちらのタイプも斜めからの視線を程よくカットしてくれるのが特徴です。
メッシュタイプ|開放感を保ちながら境界を明示
細い金属線を網目状に交差させたメッシュタイプは、目隠しタイプに比べて日当たりや風通しを確保しやすい形状といえます。
視線を遮る機能は限られますが、敷地内の見通しを確保しやすいのが特徴です。つる性植物を這わせ、生垣風の緑化フェンスとして活用する方法もあります。
鋳物・装飾タイプ|門まわりに意匠性を加える
ヨーロッパ調の意匠を持つ鋳物・装飾タイプは、門まわりやアプローチのアクセントとして活用できます。
視線を隠すのではなく、建物のアクセントとして使うデザインです。アルミ鋳物は見た目が重厚でありながら軽量で腐食しにくいため、門扉やポストと同シリーズでコーディネートすると、住まい全体のデザインを統一しやすくなります。
【構造別】柱と基礎の構造の種類と特徴|見た目と施工条件

フェンス本体のデザインが同じであっても、支柱の配置位置や土台の施工方式によって、見え方や設置できる高さが変わる点が特徴です。
- 自由柱(フリーポール)タイプ|裏側に柱を配置し施工自由度が高い
- 間仕切り柱タイプ|両面の見た目が整い境界向き
- ブロック上設置と独立基礎設置|土台構造と施工条件の違い
自由柱(フリーポール)タイプ|裏側に柱を配置し施工自由度が高い
自由柱(フリーポール)タイプは、フェンス本体の裏側(敷地内側)に支柱を立てて金具でパネルを固定する構造で、標準的な施工方式の一つです。
柱を横方向に自由にスライド調整できるため、下部のコンクリートブロックの穴位置に柔軟に合わせられます。道路側などの表面から柱が見えないため、パネルが途切れず連続してきれいに納まるのがメリットです。
間仕切り柱タイプ|両面の見た目が整い境界向き
間仕切り柱タイプは、フェンスパネルとパネルの間に柱を垂直に挟み込んで連結する構造で、表裏で見た目に差が出ない仕上がりになります。
どちらの面から見ても整った両面デザインとなるため、隣家と費用を折半して境界線上に設置する境界フェンスや、和風の竹垣フェンスに適した仕様です。ただし、柱の位置が固定されるため、正確な位置決めが必要です。
| 比較項目 | 自由柱 | 間仕切り柱 |
|---|---|---|
| 柱の位置 | パネルの裏側 | パネルとパネルの間 |
| 見た目 | 道路側から柱が見えにくい | 表裏の見た目を揃えやすい |
| 施工自由度 | 柱位置を調整しやすい | 柱位置が固定される |
| 向く場所 | 道路側や自敷地内 | 隣地境界や竹垣フェンス |
ブロック上設置と独立基礎設置|土台構造と施工条件の違い
フェンスを自立させる土台の構造は、コンクリートブロックを利用する方式と、地面に直接基礎を埋め込む方式に大別されます。
ブロック上設置は、既設や新設のコンクリートブロックの空洞穴に柱を立ててモルタルで固める施工です。省スペースで境界を納められる点が利点です。
建築基準法施行令第62条の8では、補強コンクリートブロック造の塀の高さを原則2.2m以下としています。
また、高さ1.2mを超える塀には、原則として3.4m以下ごとに控え壁が必要です。ブロック上へフェンスを設置する場合は、既存塀の構造や自治体の取扱い、メーカーの施工基準も確認しましょう。
独立基礎設置は、地面に掘った穴に独立基礎ブロックを設置する施工方法です。
設置できる高さは、製品仕様、基礎寸法、地盤、風条件、自治体の規定によって異なるため、メーカーの施工基準への適合を確認しましょう。
どの種類が良い?目的別おすすめフェンス

フェンス選びの満足度を高めるには、設置場所と解決したい課題(目的)から逆算し、素材・形状・構造の組み合わせを選ぶ方法が有効です。
- 隣地境界にはメッシュや両面が整うタイプ
- リビングや庭の目隠しにはルーバーや半目隠し
- 玄関・アプローチには格子や鋳物のデザインタイプ
- 道路沿いや駐車場には見通しと安全性を確保するタイプ
- 子どもやペットの飛び出し対策には隙間と高さを確認
隣地境界にはメッシュや両面が整うタイプ
隣家との敷地境界線を明確にすることが主目的であれば、スチールメッシュが第一候補です。
隣家と費用を折半して境界線上に設ける場合は、両側から見栄えの良い「間仕切り柱タイプ」が好まれます。
ただし、将来の所有権や解体時のトラブルを避けるため、費用を全額自己負担し、自敷地内に「自由柱タイプ」のアルミフェンスを設置する方法もあります。
リビングや庭の目隠しにはルーバーや半目隠し
室内や庭への視線を遮りたい場所では、通気性を確保しやすいルーバーや木調の半目隠しが候補です。
目隠しフェンス全体の高さは1.8m〜2.0mが一つの目安ですが、道路との高低差、室内の床高、見る位置と見られる位置を確認して決めます。
日当たりが悪くなりやすい窓の前には、採光しやすいポリカーボネートフェンスを配置すると、部屋の明るさをキープしたままプライバシーを守れます。
玄関・アプローチには格子や鋳物のデザインタイプ
住宅の顔となる玄関前やアプローチ周辺には、建物のサッシや門扉と同色・同素材の格子やアルミ鋳物を配置して意匠性を引き立てます。
見通しを適度に残せる縦格子は、斜めからの視線だけをやんわり遮る効果を持っています。
正面を完全に塞がない配置にすることで、玄関前が暗くなったり、閉塞感が出たりする状態を防げるでしょう。
道路沿いや駐車場には見通しと安全性を確保するタイプ
自動車の出入りや歩行者が頻繁に往来する道路・駐車場付近では、死角を作らない低めの格子フェンスやメッシュタイプが安全上欠かせません。
交差点や角地(コーナー部)では、ドライバーの視界を遮らない工夫を優先します。
道路からの視線が気になる部分にだけ目隠しフェンスを局所的に配置するなど、安全配慮と目隠しの両立を図りましょう。
子どもやペットの飛び出し対策には隙間と高さを確認
犬や子どもの道路への飛び出しを抑える目的では、部材の隙間寸法と高さを個別に確認した設計が求められます。
必要な高さや隙間は、犬の体格、頭幅、跳躍力、行動特性によって異なります。足がかりの少ない形状を選び、門扉やフェンス下部も、犬が抜け出せない寸法か確認しましょう。
フェンス選びで失敗を防ぐ6つの確認ポイント

カタログやサンプルで候補を絞り込んだ後は、実際の施工前に以下の6つの視点をチェックしておくことで、設置後の後悔やトラブルを未然に防ぐことができます。
- 必要な高さは見る位置と見られる位置で決める
- 隙間は目隠し・風通し・採光の優先順位で決める
- 耐久性とメンテナンスは設置環境まで含めて比べる
- 色とデザインは建物や門まわりとの統一感で選ぶ
- 高尺タイプは風圧と基礎の安全性を優先する
- 予算は本体価格だけでなく施工後の総額で比べる
必要な高さは見る位置と見られる位置で決める
フェンスの高さ寸法は地面から一律に決めるのではなく、高低差を現地で実測して決定することが大切です。
道路を通行する人の視線を遮る目隠しには1.8m〜2.0mの高さが目安となります。自敷地が道路より高い場合は、フェンス自体を低くできることもありますが、現地の高低差と視線の位置を実測して判断しましょう。
無駄な高さを避ければ、工事費と圧迫感を減らせます。
隙間は目隠し・風通し・採光の優先順位で決める
フェンスの板間隔(隙間寸法)は、プライバシー保護と風通し・日当たりのバランスを考えて選ぶことが大切です。
隙間を5mm前後まで狭めると正面からの視線を遮りやすくなりますが、見る角度、板厚、設置距離によって見え方は変わります。ルーバー構造やポリカーボネート板、15mm〜20mmの半目隠しと比較し、実物のカットサンプルを屋外で当てて確認しましょう。
耐久性とメンテナンスは設置環境まで含めて比べる
設置する場所の気象や立地条件に応じて、素材の耐候性やメンテナンスの手間を考慮することが長く使うためのポイントです。
塩害を受けやすい沿岸部や湿気の多い日陰では、アルミ素材の耐食性を評価します。天然木を選択する場合は、数年ごとの防腐再塗装にかかる費用や作業の手間をライフサイクルコストとして見込んでおきましょう。
色とデザインは建物や門まわりとの統一感で選ぶ
フェンス単体のカラーで選ぶのではなく、サッシ枠や玄関ドアの色味・質感と統一することで外構全体に洗練された印象が生まれます。
サッシと同色のシャイングレーやブラック、玄関と同テイストの木目調を合わせるのが定番です。小さなカラーサンプルは屋外の太陽光の下で見ると明るく感じられるため、施工実例写真を参考に確認しましょう。
高尺タイプは風圧と基礎の安全性を優先する
フェンスの背が高くなり遮蔽率が上がるほど、強風時に受ける風圧荷重は大きくなるため、製品ごとの耐風圧強度と基礎仕様の確認が不可欠です。
耐風圧性能は一律ではありません。LIXILのフェンスABでは、対象高さで柱ピッチを1,000mm以内とすることで風速42m/s相当に対応する仕様があります。強風地域では製品ごとの施工条件を確認しましょう。
予算は本体価格だけでなく施工後の総額で比べる
カタログに表記されているのはフェンスパネル単体の価格であり、工事費用を含めた全体の総額で比較検討することが賢い見積もりの見方です。
実際の工事では、支柱代、端部カバー部品代、コンクリートブロック代、穴あけ加工費、人件費が発生します。本体が安いメッシュフェンスであっても施工距離が長ければ総額は上がります。
同一条件で工事費込みの総額見積もりを取得して比較しましょう。
フェンス工事の依頼先・おすすめ施工サービス3選

フェンス工事の費用を適正価格に抑え、施工品質の高い理想の外構を実現するには、実績豊富な施工サービスへの見積もり依頼が欠かせません。利用目的に合わせて以下の3サービスを比較しましょう。
- town life エクステリア|複数業者の見積もりを比較したい人向け
- ガーデンプラス|外構全体との調和まで相談したい人向け
- エクスショップ|商品と工事費を見ながら選びたい人向け
town life エクステリア|複数業者の見積もりを比較したい人向け

town life エクステリアは、独自審査を通過した全国600社の登録業者に、無料でプランや工事見積もりを一括請求できるサービスです。
敷地図面や希望条件をオンライン送信するだけで、地域内の複数社から個別の提案が届く仕組みです。ハウスメーカー経由でないため中間マージンが発生せず、同一条件で提示されたプランや費用を客観的に比較できます。
業者へ断りの連絡を入れにくい場合は、断り連絡の代行にも対応しています。
ガーデンプラス|外構全体との調和まで相談したい人向け

ガーデンプラスは、自分で商品を選んで購入・施工を依頼できる外構専門のオンラインショップです。全国1,577拠点のネットワークを持ち、フェンス単体から庭・駐車場を含む外構工事まで幅広く取り扱っています。
3D CADによる完成パース図を使った提案例があり、施工後の外観を事前に確認しやすい点が特徴です。工事内容に応じて最長10年などの保証が用意されているため、対象範囲と期間を確認しましょう。
エクスショップ|商品と工事費を見ながら選びたい人向け

エクスショップは、メーカー正規品のエクステリア商品を格安価格でWeb販売し、施工も手配するオンラインショップです。
LIXILやYKK APなどの大手メーカー品は、フェンスの商品ごとに割引率が異なり、最大60%OFF+出精値引きの商品も掲載されています。サイト上で希望の製品やサイズを選ぶと、本体価格と標準施工費の目安をオンラインで確認できます。
希望するフェンス商品が決まっている場合の交換・追加工事に圧倒的なコスパを発揮します。
フェンスの種類に関するよくある質問
フェンスの種類を絞った後は、施工条件と安全性を確認することが欠かせません。よくある疑問と注意点をFAQ形式で整理します。
- Q1. 一番安くて耐久性が高いフェンスの種類はどれですか?
- Q2. 風通しを保ちながら目隠しできるフェンスの種類は?
- Q3. 既存のブロック塀にフェンスを後付けできますか?
- Q4. 外構フェンスはDIYで設置できますか?
- Q5. 隣家との境界に設置する場合の注意点は?
- Q6. 場所ごとに違う種類のフェンスを使ってもよいですか?
Q1. 一番安くて耐久性が高いフェンスの種類はどれですか?
最も安価で耐久性に優れているのはスチールメッシュフェンスです。
鉄線に防錆樹脂コーティングが施されており、風圧を受け流す網目構造のため強風や暴風に対しても抜群の耐久力を発揮します。
Q2. 風通しを保ちながら目隠しできるフェンスの種類は?
正面からの視線を遮りつつ通気性を確保しやすいルーバーフェンスが有力な候補です。
また、隙間を適度に開けた半目隠しフェンスや、光のみを取り込むポリカーボネートフェンスも快適な住環境を維持するのに向いています。
Q3. 既存のブロック塀にフェンスを後付けできますか?
既存ブロックへの後付け可否は、塀の状態と施工基準を確認して判断します。塀の強度、鉄筋配置、劣化状態、基礎、設置するフェンスの仕様に加え、自治体の取扱いとメーカーの施工基準も確認してください。
ただし、古く脆くなったブロックへの無計画な後付けは倒壊事故の危険を伴います。必ず事前に施工業者の現地診断を受けてください。
Q4. 外構フェンスはDIYで設置できますか?
DIYできるのは簡易フェンスや低いメッシュ程度です。境界用や目隠しフェンスの施工は専門業者へ依頼しましょう。
柱の垂直・水平出しや、強風に耐えうるモルタル基礎工事は専門的な施工精度が必要となります。
Q5. 隣家との境界に設置する場合の注意点は?
民法上は境界線上に費用折半で設置可能と規定されていますが、所有権や将来の建て替えトラブルを防ぐため、自敷地内への単独設置(内積み)が主流となっています。
設置位置や所有範囲について、事前にお隣へ一言説明して良好な関係を保つ配慮が推奨されます。
Q6. 場所ごとに違う種類のフェンスを使ってもよいですか?
設置場所ごとにフェンスを使い分ける方法も可能です。道路側は目隠しルーバー、隣家側はスチールメッシュなど、目的に合わせて選べます。
フェンス本体の色味や枠フレームのライン高さを統一すれば、種類を変えても外構全体のデザインをまとめやすくなります。
まとめ
外構フェンスは、素材・形状・構造の3軸で比較し、目的と設置場所に合わせて選びましょう。
冒頭の比較一覧表でバリエーションを把握し、設置目的(境界明示・目隠し・防犯など)に応じて候補を絞ったうえで、目線の高低差や耐風圧強度を確認しましょう。
施工を依頼する際は1社で決めず、複数の信頼できる施工会社に見積もりを請求し、工事費を含めた総額で比較検討して依頼先を選びましょう。
この記事でご紹介したおすすめサービス一覧
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